診療理念『眼科医療でみなさまを幸せにする』

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  • 月: 2020年7月
  • ~夢を語る~ その89 

    世界一のスタッフ満足度を目指して・・・。

    「2020年の目標」 『昨日の自分を少し超える』

    『第13回 絵本読み聞かせ会』
    『ちいさなくれよん』

                     
    色々なものを黄色くぬって、幸せにした分、小さくなっていくクレヨン。
    自分の人生の役割を全うすることの大切さをクレヨンから教えられます。しかし、人はクレヨンと違って、自分の役割が明確に提示されるわけではありません。また、社会情勢の変化により、求められる役割も変わっていきます。
    人生は、どこかの星を塗りに行く長い旅なのかもしれません。

    次回は『鏡の中のぼく』です。
    絵本読み聞かせ最後です。頑張って読みたいと思います。
    お楽しみに。

    よろしくお願い致します。

    先週のコロナ関連まとめ

    東京では、7月9日に感染者数が200人を超え、以降200人超えが、続いています。
    PCR陽性率は、5.9%と上昇傾向にあります。
    重症者は5人となっております。
    埼玉では、8日に48人、以降も30〜40人と高止まりしています。
    草加市では、6人で、内訳は20代30代40代がそれぞれ2人ずつでした。

    有名人などの感染も明らかになりました。

    東京医師会は、繁華街での飲食を2〜4週間控えましょう、という提言がありました。

    一方、政府は『GO to キャンペーン』を7月22日に前倒しすることを発表しました。

    また、大阪大学の中野教授は、K値モデルより、先週末より感染者数はピークアウトする可能性につき、TVのニュース番組にて言及していました。

    『白内障手術では、どれくらい切るの?』

    今回は、白内障手術における切開創の大きさについて、説明していきます。

    ずーっと昔は、水晶体をまるごと取り除いておりました。水晶体は、直径10ミリ程度あります。そのため、切開創は、水晶体より少し大きい12ミリくらいが必要でした。
    12ミリというと、黒目と白目の境目を上半分くらい切るようなイメージです。

    その後、超音波乳化吸引術という画期的な技術が登場しました。これは、水晶体を超音波で砕き、小さくした水晶体を吸い取る、というものです。この機器の登場により、切開創を大幅に小さくすることが可能となりました。

    すると、次は眼内レンズが切開創の律速段階となりました。
    眼内レンズは、直径6ミリ程度あります。これをそのまま入れようとすると、切開創は6.5ミリくらい必要でした。

    そんな中、二つに折りたたんで入れることができるという、画期的な眼内レンズが登場しました。これにより、切開創は4ミリで可能となりました。

    さらに、インジェクターが登場しました。
    これにより、筒状の入れ物に眼内レンズを折りたたんだ状態で入れることが可能となりました。さらに、インジェクターが進化しており、いまでは2ミリくらいの切開創で手術可能となりました。
    2ミリがいかに小さいかを体感するために、定規で2ミリを確認してください。

    切開創が小さくなったことで、『自己閉鎖』と言って、切開創が自然に閉鎖するようになりました。そのため、切開創を糸で縫う必要がなくなったことが、革命的でした。
    これにより、手術時間が大幅に短縮しました。また、糸による手術後の痛みもなくなりました。
    さらに、術後の視力回復も格段に早くなり、多くの方は手術翌日からベストに近い状態まで視力が出るようになりました。
    まさにいいことばかりです。

    超音波乳化吸引とインジェクターを開発した人たちに感謝しながら、手術をする今日この頃です。

    開業日記 エピソード21

    1件目 計画が無期延期になりました。
    2件目 計画がすでに白紙になりました。
    3件目 計画が1年延期になりました。
    4件目 内科が入らないと、眼科だけでは計画が進みません。

    計画物件あるある
    「計画は永遠に計画のまま・・・。」

    計画物件は、実行されることなく計画倒れで終わるケースが少なからずあります。計画を実行へ移すには、莫大な資金とエネルギーが必要で、当然のことかもしれません。

    よくある要因の1つとして、4件目のように
    「内科が入らない」
    が挙げられます。3件目も、確定している内科の先生の都合で延期となっているとのことでした。

    計画物件の多くは薬局系会社が主導しています。薬局は医療モールに入るクリニックから処方される薬でビジネスを行います。薬局からすると、内科は儲けが多く、一方、眼科は目薬がメインのため、儲けがあまり出ないそうです。そこで、薬局は、内科が入ることが医療モール着工の条件とすることも多いです。そして、内科の先生が見つけられない場合、そのまま計画がストップしてしまうことになります。

    3件目を1年待つことも考えましたが、会ったこともない内科の先生の気まぐれに人生を預ける気にはなれませんでした。

    結局、計画物件もあれだけ候補地があったにも関わらず、一つとして当たりがありませんでした。

    「やっぱり自分には開業は無理かも」

    半ば開業をあきらめ、開業資料を捨てようと整理していた時、天から声が聞こえてきました。

    続く

    『緑内障があっても白内障手術できますか?』

    白内障、緑内障ともに、加齢により増える疾患です。
    そのため、白内障手術を希望される方で、緑内障の治療もされていることがあります。

    ほとんどの緑内障のタイプでは、通常の白内障手術と同じように手術できます。
    ただし、閉塞隅角緑内障などの一部の緑内障のタイプでは、手術が難しいことがあります。また、手術後に眼圧が高くなり、眼圧のコントロールに苦慮することもあります。

    一方、手術後の視力ですが、予測が難しいことがあります。
    白内障手術をしても、緑内障が治るわけではないため、緑内障による視力視野障害は残ります。そのため、緑内障の状態により、手術後の視力が変わってきます。
    緑内障が軽度の場合、
    緑内障が軽度の場合は、手術後比較的良好な視力が期待できます。
    一方、緑内障が重度の場合、手術をしても視力が改善しないこともあります。

    ただし、白内障と緑内障が両方ある場合、どちらがどれくらい視力に影響しているかを正確に判断するのは困難です。
    そのため、緑内障のある方の白内障手術において、
    『手術後、どれくらい見えるようになりますか?』
    という質問に対しては、
    『いまよりよくなることを期待しているが、どれくらいよくなるかはやってみないとわからない』
    というお答えとなります。

    ~夢を語る~ その88 

    世界一のスタッフ満足度を目指して・・・。

    「2020年の目標」 『昨日の自分を少し超える』

    『第12回 絵本読み聞かせ会』
    『わすれられないおくりもの』

    今回は、自分は何か遺すことはできるのか?というテーマのお話です。
    本人にとっては、特別なことのない普通の日常でも、周りの人から見ると大切なものはたくさんありますよ、ということを教えてくれます。
    たまに、自分の人生は何の意味があるのか?と考えてしまうことがありますが、日々大切に生きていこうと少し前向きになりました。

    次回は『ちいさなくれよん』です。
    くれよんと絵本は、相性がよいですね。
    お楽しみに。

    また、『絵本読み聞かせ会』終了後は
    『2020年上半期を思い出そう会』を行いたいと思います。
    第一弾『1.2.3月何してた?』と、第二弾『ステイホーム期間、何してた?』に分けていきます。

    よろしくお願い致します。

    小児視力検査の受付時間について

    7月8日、新型コロナウイルス感染者数が48人と急増しております。
    草加市でも、連日感染者の発表がされています。

    そのため、感染予防の観点から、小児の視力検査の受付時間を、
    診療終了時刻1時間前まで
    (午前11時半まで、午後5時まで)
    とさせていただきます。
    また、眼鏡処方は休止しております。

    当院でも感染対策はかなり厳重に行っておりますが、子供はマスク着用などの感染予防の徹底が困難です。
    学校健診の用紙は緊急性はないため、日常生活や学校生活で見え方に不便がない場合、我が子の命を守るため、コロナが落ち着くまで、眼科受診を見合わせてもよいかと存じます。

    ご協力のほど、よろしくお願い致します。

    『糖尿病があるのですが、白内障手術はできますか?』

    今回は、白内障手術と糖尿病につき、説明していきます。

    まず、糖尿病は白内障を悪化要因とされています。
    実際、糖尿病がある方で、白内障の進行が早い方がいらっしゃいます。ただし、白内障は加齢性変化のため、60歳以上の方の場合、白内障の進行が糖尿病のためか年齢のためか、鑑別することは困難です。

    白内障手術が可能かどうかを判断するために、眼科ではHbA1C(ヘモグロビンエーワンシー)という数値を主に参考にします。

    外科などでは、
    『A1Cが7.5%以下であれば手術は可能』
    とされています。そのため、この基準を満たせば、白内障手術は可能と判断できます

    また、A1Cが7.5以上の場合でも、白内障手術は低侵襲のため手術は可能とも言われおります。
    しかし、血糖値が高いと、手術後に糖尿病網膜症の悪化、感染や炎症の増悪などのリスクが高くなります。
    そのため、もし今後糖尿病が改善する見込みがあり、白内障手術を急ぐ必要がない場合は、まず糖尿病のコントロールをしっかりとしてから、手術を行うのがベストです。
    一方、「白内障で視力が非常に悪く、日常生活が困難」や、「今後も糖尿病が改善する可能性が低い」などの理由から、手術を先延ばしすることが難しい場合もあります。その場合は、糖尿病のコントロールがあまりよくない状態でも、そのまま手術を行うこともあります。
    ただし、手術のリスクが高いことを理解していただく必要があります。

    糖尿病による糖尿病網膜症目で視力低下が生じた場合、視力の改善は困難になってしまうため、日頃から、しっかりと糖尿病のコントロールをしておきましょう。

    『反対目が見えない場合、どうするの?』

    白内障手術をした後は、翌日の外来まで眼帯をする必要があります。しかし、反対目が見えない場合、良い方や目を眼帯してしまうため、生活に支障が生じます。

    そこで、当院では、透明眼帯を使用しています。今のところ、手術後からよく見えると、概ね好評です。

    ただし、手術直後の見え方は個人差があるため、家族などのサポート体制が不可欠です。そのため、一人暮らしの方など、生活に不安がある場合は、入院して手術を受けたほうが安心です。当院では日帰り手術のみで、入院ができないため、入院ができる病院へご紹介することも可能です。

    大切な目ですので、一度ご相談ください。

    7月の置き看板

    7月の置き看板です。
    よく見ればお魚の切り身ちゃんたちです。

    受診の際には、お楽しみに。