目の中に炎症を起こす病気です。
虹彩（茶目）から毛様体、脈絡膜をぶどう膜と言います。このぶどう膜に炎症をおこす病気をぶどう膜炎と言います。

かすみ目、充血、いたみ、まぶしさなど、さまざまな症状を引き起こします。片目だけのこともあれば、両目に起こる場合もあります。

ぶどう膜炎の三大原因として、サルコイドーシス、原田病、ベーチェット病があります。
その他、感染や内科的疾患などもあります。
感染には、細菌、ウイルス、寄生虫などがあります。
内科的疾患には、リウマチなどの自己免疫疾患、血液疾患、糖尿病などがあります。
しかし、原因の特定は難しく、ぶどう膜炎のうち30～40％程度は原因不明です。

ステロイド薬を中心としためぐすりを使用します。
炎症の状態や原因により、目への注射、のみ薬、点滴などを行うこともあります。
内科的疾患が原因の場合は、内科と連携を取って治療にあたります。