診療理念『眼科医療でみなさまを幸せにする』

・日帰り白内障手術

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  • カテゴリー: その他
  • ものもらい(麦粒腫・霰粒腫)

    病態 ばい菌が入り、まぶたに炎症を起こす。
    症状 まぶたが腫れる、痛み、めやに、充血、しこりができる
    好発年齢 全年代
    原因 何もないことも多い。こする、ゴミが入るなど。
    進行 急激に発症。2週間程度で自然に改善することが多い。
    片目or両目 片目
    治療 目薬、軟膏。改善しない場合、手術することがある。

    中心性網脈絡膜症

    病態 脈絡膜から網膜下へ水がたまる
    症状 視力低下、視野の中心が見えにくい、ゆがむ、物の大きさが左右で違って見える
    好発年齢 40~50歳台の男性
    原因 不明。ストレスなどが原因とも言われている。
    進行 急に発症するが、半年~1年程度で自然に改善することが多い。
    片目or両目 片目
    治療 飲み薬。なかなか治らない場合や再発を繰り返す場合、特殊なレーザー治療の適応となることがまれにある。

    加齢性黄斑変性

    病態 黄斑部に新生血管ができて、出血や浮腫などを引き起こす
    症状 視力低下、視野の中心部が見えなくなる、ゆがむ、物が大きさが左右で違って見える
    好発年齢 60歳以上
    原因 主に加齢、紫外線、食生活
    進行 数年単位で徐々に進行することが多いが、急激に悪化することもある
    片目or両目 まずは片目。長期的には両目になることが多い
    治療 硝子体注射。場合により手術適応となることもあり。

    網膜静脈閉塞症(網膜中心静脈閉塞症・網膜静脈分枝閉塞症)

    病態 網膜静脈が閉塞し、そこから出血。その後2~3か月かけて黄斑浮腫。さらに数年後、新生血管より大出血や緑内障を発症することあり。
    症状 視力低下、飛蚊症
    好発年齢 50歳以上
    原因 高血圧、動脈硬化
    進行 ある日突然の視力低下。さらに2~3か月かけて徐々に視力低下。
    片目or両目 片目
    治療 飲み薬。レーザー治療(新生血管予防)。硝子体注射(黄斑浮腫に対し)。

    『緑内障』

    病態 視神経にダメージ
    症状 視野狭窄(視野の一部が見えにくい)。ただし、自覚症状は出にくい。
    好発年齢 45歳以上
    原因 基本的になし。眼圧が高いとなりやすい傾向あり。
    進行 数年単位でゆっくりと進行。
    片目or両目 両目のことが多いが、左右差あり
    治療 眼圧を下げることで進行予防(進行を遅くする)。主に目薬を使用。目薬でコントロールできない場合、手術をすることあり。

    『白内障』

    病態 水晶体が白くにごる
    症状 視力低下(かすむ、ぼやける、白っぽく見える)、まぶしい
    好発年齢 60歳以上。
    原因 主に加齢、まれに糖尿病、外傷、ぶどう膜炎など
    進行 数年単位でゆっくり進行。まれに早く進行することあり
    片目or両目 基本的に両眼だが、左右差が大きいことも多い
    治療 根本治療は手術のみ。進行予防(進行を遅くするため)に目薬

    『アレルギー性結膜炎』

    病態 アレルギー物質による結膜炎
    症状 かゆみ、充血、めやに
    好発年齢 全年齢
    原因 花粉(スギなど)、ほこり、ハウスダスト、ダニ、動物の毛、化粧品など
    進行 アレルギー物質に多く接触すると症状が強くなる
    片目or両目 両眼
    治療 目薬、アレルギー物質に触れない

    『流行性角結膜炎(はやり目)』

    病態 ウイルスによる感染
    症状 めやにがべったり、充血、まぶたの腫れ
    好発年齢 集団生活をする子供に多いが、全年齢に発症
    原因 プール、こする、風邪をひく
    進行 急に発症。2週間程度で改善。
    片目or両目 最初は片目。その後両目になることもある
    治療 目薬

    今月の置看板

    今月の置看板のテーマは
    『ひな祭り』

    受診した帰りに、楽しんで下さい。

    『緑内障があっても白内障手術できますか?』

    白内障、緑内障ともに、加齢により増える疾患です。そのため、白内障手術を希望される方で、緑内障の治療もされていることがあります。

    ほとんどの緑内障のタイプでは、通常の白内障手術と同じように手術できます。
    ただし、閉塞隅角緑内障などの一部の緑内障のタイプでは、手術が難しいことがあります。また、手術後に眼圧が高くなり、眼圧のコントロールに苦慮することもあります。

    一方、手術後の視力ですが、予測が難しいことがあります。
    白内障手術をしても、緑内障が治るわけではないため、緑内障による視力視野障害は残ります。そのため、緑内障の状態により、手術後の視力が変わってきます。
    緑内障が軽度の場合、
    緑内障が軽度の場合は、手術後比較的良好な視力が期待できます。
    一方、緑内障が重度の場合、手術をしても視力が改善しないこともあります。

    ただし、白内障と緑内障が両方ある場合、どちらがどれくらい視力に影響しているかを正確に判断するのは困難です。
    そのため、緑内障のある方の白内障手術において、
    『手術後、どれくらい見えるようになりますか?』
    という質問に対しては、
    『いまよりよくなることを期待しているが、どれくらいよくなるかはやってみないとわからない』
    というお答えとなります。