今回はお勉強のお話です。
興味がない方は、今回の分は読み飛ばしてもストーリー的には問題ないようにするので、ご安心ください。
では始めます。
診療圏調査は、1日の患者数を推定する調査です。そう聞くと、なんだか小難しそうですが、式にすると、たった3つの数字から計算できます。
1日患者数=受療率×年齢別人口÷競合クリニック数
受療率とは、年齢別(0-14歳、15-64歳、65歳以上)に1日あたり10万人中何人がその科に受診するか、という数値です。これは、厚生労働省が公表しているデータです。それに、年齢別人口(0-14歳、15-64歳、65歳以上の各人口)をかけます。
この数字を競合するクリニック数で割ると、あら不思議、一日の予測患者数がでてきます。
受療率と競合クリニック数は決まった数なので、コントロールできません。一方、年齢別人口は、診療圏範囲、つまり何キロ以内の患者が受診するかの範囲の設定の仕方で、大きく変わってきます。例えば、同じ場所で診療圏範囲を1キロと2キロで比べた場合、距離が倍だと面積は4倍、すると人口も4倍になり、患者数も4倍になります。
1キロと2キロ、歩くと遠いですが、地図上で見ると、誤差範囲です。
そして、A氏とS社の結果の違いも、この診療圏範囲の設定が主な原因であることがわかりました。
通常、この診療圏調査は、候補物件がいくつか出てきた時点で業者にお願いします。しかし、時間がかかるため、あまり多くの物件で調査をお願いすることができません。そのため、数件の候補物件に対して診療圏調査をし、その中で一番結果のよい物件を選ぶことになります。しかし、全部はずれである可能性も否定できません。また、大まかなエリアの選別にも使えません。
そこで、診療圏調査のやり方を教わり、自分で調査できるようにしました。
この特殊能力を手に入れた私は、その後の開業活動を大きく動かすことになる一大プロジェクトに取り組むことになります。
続く
世界一のスタッフ満足度を目指して・・・。
「2020年の目標」 『昨日の自分を少し超える』
『第6回 絵本読み聞かせ会』
『おおかみのおきゃくさま』
きつねが、エサにしようとしていたひよこ、あひる、うさぎに逆になつかれてしまいます。そんなきつねが、彼らのために命を懸けるシーンは感動的です。
そして、最後の一文の衝撃は、映画『ユージュアル・サスペクツ』のラストを彷彿とさせます。
感情を理論とか関係なしに、ダイレクトに揺り動かす絵本のよさをぎゅっと煮詰めたような作品でした。
次回は
『ショベルくんとあおいはな』
です。がんばります。
5/25に緊急事態宣言が解除されました。
それに伴い、休止していた午後の外来(火曜、金曜)を再開しております。
なお、月曜、木曜の午後は、元々手術日のため、外来診療は行っておりません。
また、視野検査やメガネ処方などの検査も、再開しております。
なお、解除後に感染の再拡大することを懸念しております。
そのため、当院では、引き続き感染対策を継続していきます。
【個人装備】
・マスク ・ゴーグル ・フェイスシールド ・医療用ガウン ・手袋
【設備】
窓や入口を開放し、換気
【消毒】
検査室や診察室では、患者さんごとにアルコール消毒
【マスク着用のお願い】
暑くなってきましたが、引き続き患者さまには、マスク着用をお願いしております。
換気をよくすると、虫が入ってきて、さらにこれから暑くなると、クーラーが効かない上、医療用ガウンで熱がこもるため、いつまで続けるかは、悩ましいところです。
埼玉や東京の感染者数の動向を確認しながら、感染対策レベルを少しずつ軽くできればと願っております。
2016年9月、再び開業活動を始めることにしました。
周りに協力者もなく、またゼロからの出発です。
再開にあたり、まずは前回の物件が本当に良い物件であったか、について考えることから始めました。これを検討しておかないと、今後別の場所で開業し、なにかうまくいかないことがでてきたときに、
「あの物件で開業しておけばよかった」
と一生後悔しそうな気がしたからです。
物件の良し悪しを予測する手段がないか、考えました。その結果、“診療圏調査”が唯一の方法であるという結論にたどり着きました。
前回の物件での問題のひとつは、A氏の診療圏調査の結果では患者数1日100人だったのに対し、S社の結果が1日30人と、大幅に数が違っていたことでした。このあたりに、なにか重大なポイントが隠れていると感じ、診療圏調査の勉強から始めることにしました。
続く
世界一のスタッフ満足度を目指して・・・。
「2020年の目標」 『昨日の自分を少し超える』
『第5回 絵本読み聞かせ会』
『しんせつなともだち』
です。
うさぎさんは、ロバに余ったかぶをあげました。そのかぶの行方はなんと・・・。
昔のおすそ分け精神です。
苦しいときは、物品の買い占めなど、どうしても自分本位になりがちです。実際のところ、自分を犠牲にしてかぶを分け与えることは、やっぱり難しいです。
でも、これから少しでも余裕がでてきたら、できる範囲で小さなかぶをまわりに分けていきたいものです。
次回は
『おおかみのおきゃくさま』
です。たったの5分で、涙あり笑いありの感情ジェットコースターへようこそ。
お楽しみに
緊急事態宣言が出て以来、手術希望者が減少しております。
そのため、現在の白内障手術待機期間は2週間程度と、かなり短くなっております。
こんな時期なので、手術をオススメしにくいところではありますが、ステイホーム期間に白内障が進行してしまっている方がいらっしゃるのではと、心配もしております。
白内障による視力低下で生活に不便を感じている方は、一度ご相談いただければと存じます。
当院では、予約制ではなく、受付順番制となっております。
主に混雑する時間帯は、午前9時から10時、午後3時から4時となっております。
それ以外の時間帯は、緊急事態宣言以降は比較的空いていることが多いです。
また、雨など天候の悪い日はかなり空いています。
現在のところ、滞在時間(受付から会計まで)は30分から1時間程度となっております。
6月1日以降は、混雑することが予想されます。
ご了承の程、よろしくお願い申し上げます。
開業活動を始めてからは、通常の勤務の後に誰かと夜までミーティング、帰宅してメールの山をチェックし返信、という超多忙だった日々でした。しかし、今回の開業話が流れた後、「先生、先生」と言って近寄ってきた多くの大人たちがいなくなりました。
人間不信に陥り、心に穴が開いたまま、目の前の業務を淡々とこなし、開業に関することは一切やりませんでした。
気が付けば、季節は猛暑だった夏から秋へ変わっていきました。涼しい風が秋の香りを運んでくる頃、私のなかで、このような気持ちが沸き上がってきました。
「安西先生、俺、開業が・・・したいです・・・」(スラムダンクより)
続く
久しぶりに、「夢を語る」の原稿を読み返してみました。
すると、まさに今の時代に必要とされていることが書いてありました。
当時はまだ、よしだ眼科のホームページにブログを始めておらず、この回の内容は公開していませんでした。そのため、今回、こちらを載せてみました。だれかのなにかの参考になれば幸いです。
~夢を語る その10~ 2018/12/7
“ピンチをチャンスに変えるよしだ眼科式メソッド”
普通に仕事や生活をしていると、何かしらの問題と出会ってしまいます。思い通りにならないことも起こります。それを避けることはできません。
人は無意識でいると、問題を『ピンチ』と捉えてしまいます。そうなると、問題はピンチであり、いやなことと考えてしまいます。しかも、問題を他人や環境のせいにして、「ああしてほしい」「こうしてほしい」と他人や環境に要求するようになります。しかし、結局他人や環境は変えられないため、思い通りにいかず、ストレスとなってしまいます。
ところが、問題を『チャンス』と捉えれば、自分が活躍できる舞台を見つけることができるのです。ですから、大切なことは、問題が起きたことをどう受け止めて、次に生かしていくかです。
・・・しゃらくせ――――。(オリエンタルラジオ 武勇伝より)
頭ではわかっていても、自分が実際に問題に直面すると、やっぱりピンチはピンチ、チャンスだと考える余裕なんてありません。
そんな中、ついに、ピンチをチャンスに素早く変換できる、夢のような魔法のメソッドを発見しました。この方法を使えば、どんなピンチも一瞬でチャンスに変えることができます。さらに、お金も道具も一切必要ありません。
その方法とは・・・
『何か問題が起きた時、「チャンスだ、チャンスだ」と言う』
その時点で、解決法が思い浮かばなくても大丈夫。とりあえず、元気に言いましょう。周りの方が一緒に言ってくれると、効果倍増です。さすがに、いきなりの大ピンチで実践するのは難しいので、ささいなトラブルから試してみましょう。
引用 『真経営学読本』 福島正伸
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