ニュースにて、早くも花粉が飛散し始めているとのことでした。
外来にも、先週くらいから花粉症の方が受診されるようになってきています。
去年の夏も猛暑だったため、今シーズンの花粉も多いと予想されています。
花粉症の方は、早めに治療を始めておくと、ピーク時の症状が幾分かは軽くなるとされています。
また、花粉症の時期である2月〜3月は、例年外来が非常に混雑します。
そのため、花粉症の症状が出始めたら、早めに受診頂くとよろしいかと存じます。
保険証の代わりにマイナンバーカードを使用する場合、『顔認証』か『暗証番号の入力』が必要となります。
しかし、『顔認証』において、うまく認証されないことが散見されます。
顔認証が使用できない場合、暗証番号の入力が必要となります。
しかし、暗証番号は作成時以来使用する機会が少ないため、忘れている方がとても多いです。
さらに、暗証番号を3回連続で間違えると、カードがロックされてしまい、役所で解除の手続きをしないと使用できなくなるそうです。
そのため、マイナンバーカード使用前に、暗証番号のご確認をお願いします。
また、暗証番号に自信がない方も、現時点では保険証が使用可能なため、保険証持参の上、試しに入力してみるのもよいかもしれません。
冬休みで手術ができない日が多かったため、白内障手術の待期期間は約2か月となっています。
現時点で2月まで手術枠が埋まっているため、今手術を申し込んだ場合、3月以降となります。
よろしくお願い致します。
当院では、白内障手術後は眼帯をしています。眼帯は翌朝診察し、問題なければ眼帯は外れます。そのため、手術後の帰りと、翌日の受診時は片目となります。
片目でも歩行に問題なければ、付き添いなしでも可能です。また、通院にタクシーを利用するのもよいと思います。
一方、片目だと立体感が取れず、転倒のリスクも高くなります。片目での歩行に不安を感じる方、転倒など心配な方、もう片方の目の視力が悪い方などは、付き添いがあった方が安心です。
白内障手術を検討されている方は、試しに片目をつぶった状態で散歩してみるなど試してみると、わかりやすいかと思います。
白内障手術は、安全性が高く、手術でトラブルが起きることはめったにありません。
そして、手術後の満足度は全体的にはとても高いです。
しかし、たまに手術は問題なくできているにもかかわらず、術後に不満を感じる方もいます。
白内障手術を満足する人としない人につき、取り上げます。
手術後に満足されるポイントは
『術後視力が大幅に改善』することです。
そのため、手術後満足するためには
① 手術前にそれなりに視力低下している
② 手術後に視力が改善する
の2点が重要となります。
逆に、手術後に不満足となるポイントを列挙すると、
①術前視力が良好
②術後視力不良
③視力以外の症状も手術で治ると思っている
④そもそも困っていない
⑤手術をするかどうか迷っている
⑥手術に関する説明を理解していない
特に、元々視力が比較的良い方、また白内障以外の病気で手術しても改善が見込みにくい方は、術後不満足となる可能性が高いです。
ただし、手術前に満足するかどうか、こちらも正確に予想することは困難です。
とりあえず、手術を検討されている方は、一度受診してご相談いただくとよいかと存じます。
白内障手術で、悪いほうの目だけで手術するか、それとも両目とも手術したほうがいいか、というご相談をよく頂きます。
まず、両目手術のメリットですが、
・同じ月だと、限度額により、自己負担額が安くなる
・術後の左右のバランスがよい
・ピントの位置を自由に選ぶことができる
・眼鏡を早く作成できる
・術前検査などが一度で済む
などが挙げられます。
両目ともある程度白内障が進行している場合、いずれ良いほうの目も手術することになるため、両目とも手術をしたほうが、メリットは大きいと考えます。
一方、片目のみ白内障が進行しているが、反対目は視力良好の場合、視力や度数の左右差などを考慮したうえで、片目か両目かを相談して決定します。
判断はそれぞれの目の状態によって変わってきますので、迷ったら一度ご相談頂ければ幸いです。
今回は、白内障手術 日帰りVS入院 のお話です。
まず、当院では入院施設がないため、日帰りのみとなっています。
院長が以前勤務していた病院には入院施設があり、件数は日帰りと入院がちょうど半分半分くらいでした。
それらの経験を踏まえて、今回は日帰りと入院のメリット・デメリットなどにつき、説明します。
まず、手術結果ですが、どちらも変わりありません。
そのため、医学的には白内障手術に入院は必要ないと考えております。
日帰りと入院の違いは、手術した日に家に帰るか、病院に泊まるか、の違いとなります。
日帰りのメリットは、余計な手間が必要ないことです。
外来と同じように受診し、手術をして、ご帰宅できます。
一方入院すると、手続きや泊まるための荷物の準備など、やるべきことがたくさんあります。さらに、初めての病院で緊張したり、ごはんが口にあわなかったり、隣の人のいびきがうるさくて寝れないなど、様々な問題が生じる可能性があります。
また高齢者ですと、入院により生活環境が変わることで、精神状態が不安定になり、認知症が進行することがあります。
日帰りでは、慣れた家に帰れるため、それらの心配はありません。
一方、入院のメリットは、手術前後の通院の必要がないことです。術後、眼帯をするため、片目になってしまいます。そのため、家が遠い、足が悪い、反対目が視力不良など、通院が困難な方に有用です。
また、夜中に痛みなど何かあったときの安心感があります。
ただし、白内障手術は痛みが出ることは少なく、夜間に緊急処置が必要となることはほとんどありません。しかも、入院施設でも夜間に眼科ドクターが常駐しているわけではないので、即時対応ができるところは少なく、結局は翌朝診察してからの対応となることがほとんどです。
というわけで、白内障手術は、まずは日帰りで手術することを前提として、様々な理由により日帰りでは難しい場合に、入院施設で行うことを検討する、という流れで検討いただければよいのではと考えております。