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  • カテゴリー: 院長の独り言
  • 『緑内障の治療』

    緑内障の治療について、今わかっていることは
    『眼圧を下げると、進行が遅くなる』
    この1点のみです。
    これは、眼圧の高い緑内障だけでなく、眼圧が正常である正常眼圧緑内障にも当てはまります。
    同じ眼圧でも緑内障になる人、ならない人がいるように、眼圧以外の様々な要素が関与していることが予測されますが、現時点で証明されているものはありません。

    治療は進行を遅くするものであり、緑内障の改善や進行を完全に止めることはできません。そのため、早期発見・早期治療が重要となります。

    眼圧を下げる方法は、目薬・手術となります。
    目薬はいくつか種類があるため、目の状況などから、使用する目薬を決めていきます。効果が不十分の場合は、目薬の変更や追加を検討していきます。
    目薬では十分眼圧が下がらない、もしくは視野の進行が抑えられない場合、手術になります。ただし、手術はさまざまな合併症のリスクがあります。また、手術も眼圧を下げる効果しかないため、手術で視力が改善するわけではないので、注意が必要です

    『目が赤い』

    目が赤くなった場合、まず鑑別すべきことは、
    『出血』と『充血』です。

    出血は、血でべったりと赤くなります。
    充血は、1本1本の血管が太くなることで赤く見えます。

    出血の場合、『結膜下出血』という診断になります。こちらは、2週間程度で自然に消えるため、問題ありません。そのため、必ずしも眼科に受診しなくても大丈夫です。

    一方、充血は結膜炎、ものもらいなどのよくある病気から、角膜潰瘍、ぶどう膜炎などの重篤なものまで、原因は様々です。そして、原因により、今後の経過や治療法が大きく異なります。
    特に、痛みの強い場合や、視力低下を伴う場合は、重篤な病気の可能性もあるため、早めに眼科へ受診したほうがよいです。

    『緑内障と視野障害』

    緑内障では、視野が障害されます。しかし、視野の中心部は比較的末期まで温存されるため、視力はかなり進行するまで、変わらないことが多いです。

    また、視野障害は見えないと感じるよりも、信号を見落とす、人にぶつかりやすい、本の行を読み飛ばす、など『気が付かずに見落とす』ことが多いです。そのため、緑内障は自覚症状が出にくいです。

    一方、自覚症状が出にくいため、緑内障があっても、初期の段階ではほとんど生活に支障が出ません。
    そのため、健康診断などで、早期発見・早期治療を行うことが重要となります。

    『健診で視神経乳頭陥凹拡大を指摘されたら』

    健診で
    ・視神経乳頭陥凹拡大
    ・視神経線維層欠損
    と指摘されることがあります。
    これらは、『緑内障疑い』を意味します。

    緑内障は視神経が障害され、視野が狭くなる病気です。しかし、緑内障は自覚症状が出にくく、自覚症状が出たときには、すでにかなり進行していることが多いです。

    そして、緑内障の治療は、今の医学では
    『進行を遅くする』
    ことしかできません。
    そのため、早期発見・早期治療が重要となります。

    診断は、眼科で眼圧測定や視野検査などの検査が必要となります。
    健診で視神経乳頭陥凹拡大などの指摘を受けたら、放置せずに一度眼科を受診することをオススメします。

    『目がかゆい』

    目のかゆみは、主に『アレルギー性結膜炎』が原因となります。

    アレルギー性結膜炎は、『季節性』と『通年性』に分けられます。
    『季節性』は、スギ花粉のような季節性の花粉が主な原因となります。症状は毎年同じような時期に出て、時期が過ぎれば改善します。

    『通年性』は、ホコリやハウスダストなど、身の回りにあるアレルギー物質が原因となります。また、動物を飼っていると、動物の毛やダニなどが原因となることもあります。

    治療は、目薬が中心となります。目薬の種類は、原因問わず共通となります。
    また、原因が分かっていれば、そのアレルギー物質に触れないことが重要です。そのために、メガネやゴーグルも有効です。

    かゆくて目をこすってしまうと、角膜に傷や、ものもらいのような感染を引き起こします。
    我慢できないかゆみがでるようでしたら、眼科への受診をオススメします。

    物がゆがんで見える

    『物がゆがんで見える』という症状は、主に網膜の中心である『黄斑』の障害で起こります。
    黄斑の病気は、
    黄斑変性、網膜前膜、黄斑円孔、黄斑浮腫(糖尿病網膜症や網膜静脈閉塞症などに伴う)、網膜剥離、中心性網脈絡膜症
    など多数あります。
    それぞれ好発する年齢や症状、経過など異なりますが、自覚症状のみで病気を鑑別することは困難です。

    診断には、OCTという黄斑部の断層像を見る検査を行います。多くの病気は、OCTで判別可能です。

    治療は、それぞれの疾患により異なります。網膜剥離や、出血を伴う黄斑変性など、緊急を要する病気もあります。
    『物がゆがんで見える』症状がありましたが、早めに眼科受診することをオススメします。

    飛蚊症の話

    『黒いものが飛んで見える』
    『髪の毛のようなものが動いて見える』
    『アメーバみたいなのが見える』
    などの症状を『飛蚊症』と言います。

    多くの場合、自然に出てくるもので悪いものではありません。
    ただし、治療法はないので、そのまま様子を見ることになります。
    1か月以内であれば、飛蚊症が減少することもありますが、それ以降も残るものは、そのまま残存する可能性が高いです。

    一方、まれに『網膜剥離』や『硝子体出血』などの病気の症状として出てくることがあります。
    特に『墨汁を流したような黒い(赤い)ものが見える』などの飛蚊症の量が多い場合、これらの病気が原因となっている可能性があります。

    飛蚊症が自然に出たものか、病気が原因か、自覚症状で判別するのは困難です。そのため、眼科で検査をすることをお勧めします。

    病気が原因の場合、病気に応じた治療を要します。特に網膜剥離の場合、緊急での対応が必要となるため、飛蚊症が出た際には、なるべく早めに受診したほうがよいです。

    飛蚊症に対する検査として、目薬で瞳を開く『散瞳検査』を行います。この目薬をさすと、5時間程度見えにくくなり、車の運転や細かい字を見る作業などができなくなります。
    そのため、眼科受診の際は、車やバイクではなく、徒歩や公共交通機関を利用してください。
    また、目薬の効果が出るまでに時間がかかるため、当院では診療終了時刻の1時間前までの受診が必要となります。
    時間には余裕をもって、お越しください。

    『視力検査と眼鏡検査の違い』

    当院では、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、眼鏡の処方箋のための検査は、完全予約制となっています。そのため、一度受診して視力検査や診察をしたうえで、予約を取り、後日眼鏡検査を行う形となっています。

    『今日の視力検査で眼鏡処方箋は書けないのか?』
    という質問がよくでます。そこで今回は、視力検査と眼鏡検査の違いにつき、説明します。

    眼科で重要視しているのが『矯正視力』です。これは、近視・遠視・乱視の度数で矯正して、最もよく出た視力となります。そのため、視力検査で矯正するための度数は、最も強い度数となります。
    そして矯正視力は、視機能を反映します
    1.0以上で正常範囲と判定します。
    0.9以下は異常とみなし、視力が低下する原因を精査する必要が生じます。
    つまり、普段の視力検査は、目に異常がありそうかどうかのチェックが主な目的となっています。

    一方、眼鏡では、強い度数を入れると、眼精疲労や頭痛などの原因となります。そのため、通常は少し弱めにし、さらに左右のバランスを調整する必要があります。

    見え方や掛け心地は個人差が非常に大きいため、眼鏡検査では、調整したレンズをかけて、ある程度の時間、様子をみる装用テストをする必要があります。
    実は、ここに時間がかかってしまいます。しかし、時間を短縮すると、せっかく作成した眼鏡が、頭痛で使えない、などのトラブルにつながります。

    普段の視力検査と眼鏡検査は、目的や方法が全く違う検査であるとご理解して頂ければ幸いです。

    『視野の一部が欠けて見える』

    視野の一部が欠けて見える・ぼやける・かすむ・黒く見える、などの症状を
    『視野欠損』
    と言います。
    視野欠損を生じる病気は
    緑内障、網膜剥離、網膜静脈分枝閉塞症、網膜動脈分枝閉塞症などが疑われます。

    緑内障はゆっくり進行するのに対し、他の病気は急に発症します。
    数年かけて、徐々に進行する視野欠損は緑内障が疑われます。
    一方、ある日突然発症した、もしくは数日単位で急に進行する視野欠損はその他の病気を疑います。
    しかし、緑内障は自覚症状が出にくいため、ある日突然視野欠損に気が付く、という人も意外と多いです。
    そのため、症状だけで病気の鑑別をすることは困難です。

    診察で、眼底検査などを行えば、診断は比較的容易なことが多いです。
    治療は、それぞれの病気で異なります。特に網膜剥離では緊急手術が必要となるため、注意が必要です。

    視野の一部が欠けて見える、という症状が出たら、早めに眼科受診することをオススメします。

    『子供の目薬、どうやってやればいいですか?』

    今回は、小さな子供への目薬のやり方のお話です。

    一番わかりやすいやり方をご紹介します。
    ①目薬をする人は正座して、両足をひろげます。
    ②子供は顔を上に向けて横になります。
    ③ひろげた両足で頭を軽く挟み、固定します。
    ④下まぶたを軽く下に下げます。(あっかんべーの要領で)
    ⑤下まぶたに目薬をするイメージで点眼します(目の正面だと、目薬の先端が見えるので、子供はいやがります)

    ただし、子供がいやがって大暴れの状態ですと、我々でも目薬はとても難しいです。また、目薬をした後に泣いてしまうと、目薬が涙と一緒に流れてしまい、意味がありません。
    そのため、無理やり目薬するのは、おススメしません。

    もし、子供がいやがって、目薬をするのが難しい場合、子供が寝ているときがやりやすいです。一度試してみて下さい。