【白内障手術後のサングラス】
2022年6月23日
『白内障手術後にサングラスをしたほうがいいですか?』
という質問をよくいただきます。
結論としては、
『まぶしさが強くて、サングラスをしたほうが楽であれば使用してもいいですし、必要を感じなければ使用しなくてもよいですよ』
とお答えしています。
白内障手術は、濁った水晶体を取り除き、きれいな眼内レンズを挿入します。濁りを取り除くことで光が入る量が増加し、視力が改善することが期待されます。
一方で、光が入る量が増えることで、『まぶしい』と感じる方もいらっしゃいます。
特に夏場や運転中に強くまぶしさを感じることが多いです。
まぶしさへの対策としては、サングラスやUVカットの眼鏡などが有効です。
そのため、白内障手術にまぶしさを感じる方は、サングラスやUVカットの眼鏡を使用したほうが生活しやすいことがあります。
また、日光は加齢性黄斑変性症や翼状片の悪化要因とされています。そのため、それらの病気の予防になるかもしれません。しかし、一日中屋外で過ごすわけでなければ、発生頻度的にそれほど気にしなくてもよいレベルかと思います。
というわけで、白内障手術後にまぶしさを強く感じて、生活に支障を生じる場合にはサングラスやUVカットの眼鏡の使用を検討していただき、特に不便がなければ、必ずしも使用する必要はありません。