自動屈折計・角膜曲率半径測定+非接触眼圧測定装置
2024年2月27日
近視・遠視・乱視の度数である屈折・角膜曲率半径と、目の硬さである眼圧の測定を一緒に検査できる機器です。
屈折・角膜曲率半径は、視力検査、眼鏡処方、白内障手術における眼内レンズの度数など、様々な場面で必要となります。
眼圧は眼の硬さがわかります。眼圧は、緑内障の発見や治療効果の判定などに重要となります。
両方とも、眼科ではもっとも基本的で大切な検査となります。そのため、眼科ではこの検査から始まることが多いです。内科でいうところの、体温測定や血圧測定みたいなもの、と言えます。
検査では、台にあごとおでこをのせます。眼圧測定時に空気が出てくるので、苦手な方も多いかと思います。力が入ると、眼圧が高くでてしまうため、楽にしてください。
検査は1分程度で終わります。
この機器の最大の特徴は、屈折測定と眼圧測定の二つの検査を一緒にできることです。
従来は、別々の機器で、二つの検査をするために、それぞれの機器へ移動する必要がありました。しかし、特に足が不自由な方にとっては、少しの移動でも大変で、転倒などのリスクあります。
当院は白内障手術を中心とし、高齢者の方が多いため、この一体型の機器を採用しました。移動の苦労や転倒リスクの軽減が期待されます。