角膜内皮細胞って何?
2024年3月5日
角膜内皮細胞とは、角膜の一番内側にある細胞で、角膜の透明性を保つ働きをしています。角膜内皮細胞の数が少なくなると、角膜が白く濁る水疱性角膜症になってしまいます。症状としては、視力低下だけでなく、痛みが生じます。
角膜内皮細胞数の検査機器をスベキュラーマイクロスコープと言います。この検査で、角膜内皮細胞の数がわかります。
検査は、白内障手術前後に行います。手術前から角膜内皮細胞数があまりに少ないと水疱性角膜症になるリスクが高くなります。そのため、手術ができなくなることもあります。また、術後検査で手術による角膜のダメージの状況を確認していきます。
なお、コンタクトレンズにて角膜内皮細胞数が減少すると言われており、検査を希望される方がいらっしゃいます。しかし、そのような方には保険適応になっていないため、当院では白内障手術以外ではこの検査は行っておりませんので、ご了承ください。