緑内障と視野障害
2020年11月10日
緑内障では、視野が障害されます。しかし、視野の中心部は比較的末期まで温存されるため、視力は変わらないことが多いです。そのため、緑内障は、自覚症状が出にくいです。
視野障害は、信号や看板を見落とす、人や壁などにぶつかりやすい、本の行を読み飛ばす、など『気が付かずに見落とす』という症状が出ることが多いです。
自覚症状が出にくいことのデメリットは、発見が遅れることです。そのため、健診が重要となります。
一方、メリットとしては、緑内障があっても、生活に支障が出にくいことです。緑内障は、進行を遅くする治療しかできませんので、早期発見早期治療を行い、自覚症状が出ないレベルに進行をとどめておくことが肝要となります。