~夢を語る~ その118
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今年のテーマ『小さな幸せのおすそ分け』
『後発品(ジェネリック)まとめ』
≪後発品(ジェネリック)の歴史≫
薬剤の特許は10年で切れます。そのため、新しい薬剤が販売されて10年が経つと、他社が同じ成分の薬剤を自由に作れるようになります。これが後発品です。後発品は、開発費がかからないため、先発品に比べて安く作ることが可能です。
政府は、高齢化に伴う医療費増大対策のため、後発品を推奨するようになりました。
以前は、会社ごとに後発品は自由に名前を付けることができました。すると、同じ薬剤なのに、多数の名前のものが増え、不都合が生じるようになりました。
そのため近年では、後発品は成分名を付けるということで統一されました。また、名前の違っていた後発品を成分名で統一する動きもあります。
しかし、成分名は、長くて複雑な名前が多いです。
古くからある薬剤の後発品は多数の名前のものがあり、新しい薬剤は、難解な名前になっています。すべての薬剤の名前を覚えることが困難で、患者さんがどの薬剤を使用しているかを把握するのに、以前より労力を要することが増えました。
先発品:後発品
≪抗菌薬≫
ベガモックス:モキシフロキサシン
クラビット:レボフロキサシン
タリビット:オフロキサシン、オフテクター、タリフロン、マロノール
≪ステロイド≫
フルメトロン:オドメール、フロオロメトロン、フルオメソロン
サンテゾーン:ビジュアリン、DEX
リンデロン:サンベタゾン、ベルベゾロン、リロノサール、リンベタ
(サンテゾーンとリンデロンは、効果は同じだが、微妙に系統が違う)
≪炎症(非ステロイド)≫
ブロナック:ブロムフェナクNa
≪ドライアイ≫
ヒアレイン:ティアバランス、ヒアルロン酸Na(ナトリウム)、ヒアルロンサン、アイケア
≪アレルギー≫
リボスチン:レボカバスチン
≪白内障≫
カリーユニ:ピレノキシン
≪疲れ目≫
サンコバ:ソフティア、コバラム、シアノコバアミン、ビタコバール
≪緑内障≫
キサラタン:ラタノプロスト
トラバタンズ:トラボプロスト
ルミガン:ビマトプロスト
ザラカム:ラタチモ
エイゾプト:プリンゾラミド
コソプト:ドルモロール
ミケラン:カルテオロール
チモプトール:チモロール、チモレート