~夢を語る~ その51
世界一の患者・スタッフ満足度を目指して・・・。
『スタッフ発表 病院にて』
病院に受診したとき、検査後の診察に1時間程度かかった。その時、受付より「外出されますか?」と声を掛けられ、「何時に呼ばれるので、お待ちください」と書かれた用紙をくれた。そのため、気兼ねなく外出ができた。外出から戻ったとき、受付に紙を渡すと、スムーズに診察となった。
また、半年後の定期診察になったが、希望者は近い時期になるとお知らせのハガキが郵送されるシステムになっていた。
『院長コメント』
待ち時間が長いとき、外出を希望される方がいます。当院でも今後待ち時間が長くなるようでしたら、外出対策を考えましょう。
次回の再診時期が長くなるほど、受診されない可能性が高くなります。一度受診時期を逃すと、なんとなく次に受診するのが気まずくなり、他院へ移る人も少なくありません。歯医者や他業種では、これに対する対策は進んでいますが、医療業界でもここまで来たのか、と危機感を覚えました。
【白内障術後ピント位置選択が難しい症例①】
≪強度近視の両眼編≫
強度近視では、白内障手術により近視がかなり軽減されるため、満足してもらえることが多いです。一方、メガネやコンタクトの使い方は個人差が大きく、どこにピントを合わせるかで悩むケースも少なくありません。
そこで今回は、強度近視の両眼手術の場合のピントの位置の決め方につき説明します。
① いまの眼鏡とCLでの度数と視力を把握する(特にCL上のレフが重要)
② 普段、眼鏡とCLのどちらを使用することが多いか、確認する
③ 眼鏡の場合、近く希望の場合は、そのまま決定。遠く希望の場合、裸眼で手元が見えなくなり、老眼鏡が必要となることを説明し、それでもOKなら遠くとなる。
④ CLの場合、まずはCLでの度数と同じくらいを考える。完全矯正の場合、遠くでOK。近視が残っている場合、CLと同じくらいか、より遠くに合わせるか、相談となる。
⑤ 術後、CLは使わないで眼鏡のみでの生活を前提とする。
⑥ 理想の見え方を追求するのではなく、今の眼よりはよいでしょ、を強調する。
次回は、強度近視の片眼手術編の予定です。