開業日記 エピソード10
2020年4月25日
運命の日 前編
2016年8月7日
この奇跡の物語は、1通のメールから始まります。
「リーガルチェック終わりました。」
ここで、ついにリーガルチェックの登場です。
早速メールを開け、内容を確認したところ、目を疑いました。
そこには、契約書の中で、貸主に極端に有利な部分や、定義があいまいな部分などの指摘が、数十項目にわたり、びっしりと羅列されていました。これを読むだけでかなりの時間を要しましたし、読んでも内容をほとんど理解できませんでした。
人生初のリーガルチェックだったので、指摘が適切なのかどうか、また、量が多いのか、普通なのか、私には判断できませんでした。しかし、これを読んでいると、悪徳業者が消費者をだます例のヤツ、という印象を受けました。
同様のメールは、すでにA氏にも送られており、すでに読んでいるものと思われます。
意を決してA氏に電話しました。
運命の日 中編へ続く