開業日記 エピソード21
2020年7月11日
1件目 計画が無期延期になりました。
2件目 計画がすでに白紙になりました。
3件目 計画が1年延期になりました。
4件目 内科が入らないと、眼科だけでは計画が進みません。
計画物件あるある
「計画は永遠に計画のまま・・・。」
計画物件は、実行されることなく計画倒れで終わるケースが少なからずあります。計画を実行へ移すには、莫大な資金とエネルギーが必要で、当然のことかもしれません。
よくある要因の1つとして、4件目のように
「内科が入らない」
が挙げられます。3件目も、確定している内科の先生の都合で延期となっているとのことでした。
計画物件の多くは薬局系会社が主導しています。薬局は医療モールに入るクリニックから処方される薬でビジネスを行います。薬局からすると、内科は儲けが多く、一方、眼科は目薬がメインのため、儲けがあまり出ないそうです。そこで、薬局は、内科が入ることが医療モール着工の条件とすることも多いです。そして、内科の先生が見つけられない場合、そのまま計画がストップしてしまうことになります。
3件目を1年待つことも考えましたが、会ったこともない内科の先生の気まぐれに人生を預ける気にはなれませんでした。
結局、計画物件もあれだけ候補地があったにも関わらず、一つとして当たりがありませんでした。
「やっぱり自分には開業は無理かも」
半ば開業をあきらめ、開業資料を捨てようと整理していた時、天から声が聞こえてきました。
続く