白内障手術のこだわり器具 その1
2020年10月9日
白内障手術のこだわり器具シリーズでは、院長のお気に入りの手術器具を紹介します。
第一弾は
『稲村式レキシスセッシ』
水晶体は、嚢という透明な袋に包まれています。
水晶体にアプローチするために、嚢の前の部分を丸く切り取ります。
そこで使用するのが、レキシスセッシです。
レキシスセッシもいくつかのタイプがありますが、私は20年間、稲村式を愛用しています。
稲村式は、実は五年くらい前に販売中止となってしまいました。その代わりに、他のタイプをいくつか試用しましたが、あまりしっくりきませんでした。
そこで、業者にお願いして、なんとか数本手に入れました。業者いわく、流通している最後の稲村式だったそうです。
というわけで、もし壊れると二度と手に入らないため、大切に使用しております。