白内障手術 満足する人・しない人
2020年12月1日
白内障手術は、安全性が高く、手術でトラブルが起きることはめったにありません。
そして、手術後の満足度は、全体的にかなり高いです。しかし、たまに手術は問題ないにもかかわらず、術後に不満を感じる方もいらっしゃいます。
今回は、白内障手術を満足する人としない人につき、取り上げます。
例えば、手術前はほぼ失明状態だった目が、手術後に視力(1.0)ともなれば、確実に大変喜ばれます。
手術後に満足される人のポイントは
①術前視力が悪い(白内障がある程度進行している)
②術後視力が良好(白内障以外に病気がない)
の2点となります。
そうすると、手術後に不満足となる人のポイントは逆で、
①術前視力が良好(白内障があまりない)
②術後視力が不良(白内障以外に病気がある)
のどちらか1点でも当てはまると、不満足となりがちです。
そのため、当院では、視力が比較的良好な早期の白内障に対しては、あまり手術を勧めていいないです。また、白内障以外に病気があり、明らかに手術をしても視力改善が期待できない方にも、手術は勧めていません。
とは言え、視力低下が、白内障が原因か、その他の病気が原因か、自己判断は困難です。
白内障手術をするかどうか迷ったら、ご相談ください。