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  • 『眼内レンズは何年もつの?』
  • 『眼内レンズは何年もつの?』

    白内障手術では、濁った水晶体を取り除き、代わりに眼内レンズを挿入します。
    この眼内レンズに関して
    『何年もつの?』
    『入れ替えは必要?』
    などの質問をよく受けます。そこで今回は、眼内レンズの耐久性についてのお話です。

    眼内レンズは、理論上50~100年もつと言われています。
    一方、眼内レンズは、登場してからまだ数十年しか経っていません。そのため、実際にどれくらいもつのかは定かではありません。しかし、今まで世界中で数多くの白内障手術が行われていますが、ほとんどの症例では、眼内レンズの耐久性に関する問題は生じていません。

    ただし、数としてはわずかですが、例外もありました。
    数年前の話ですが、ある会社製の眼内レンズが、手術して数年後に白くにごる、という現象が見られました。そのなかでも、混濁が強く、視力低下を来す症例に対し、新しい眼内レンズに入れ替える手術が行われました。
    幸い、すでに原因も解明されており、現在の眼内レンズでは、そうならないように工夫が施されているので、安心してください。

    以上より
    『眼内レンズは一生もので、入れ替えは必要ない』
    と考えて頂いてよろしいかと存じます。