『白内障手術希望ですが、ワクチン接種してもいいですか?』
2022年9月10日
ワクチンと白内障手術に関する質問をよく頂きます。
現時点での当院での基本的方針は、
『ワクチン接種と白内障手術は1週間以上あける』
としております。
ワクチンの副反応により、発熱などの体調不良は結構な頻度で生じます。ワクチン接種と白内障手術の間が短いと、手術や通院ができなくなる可能性があります。また、腕が痛くて上がらなくなり、術後の目薬がうまくできなくなる恐れがあります。
また、因果関係ははっきりしませんが、ワクチン後の目への影響に関する報告が散見されます。そのため、何かあったときに、手術とワクチンのどちらが原因か、判断がつかなくなることが懸念されます。
以上を踏まえて、当院ではワクチン接種と白内障手術は1週間以上あけることにしています。
10月よりオミクロン株対応の新しいワクチンが始まると言われています。まだ情報が少ないのですが、今のところ、副反応などは従来のワクチンと同様とされています。そのため、新しいワクチンも同様の対応とする予定です。
ただし、情報の変化に伴い、変更となる可能性もあります。