まずは目の周りの構造のお話。
涙は、目のふち(上下まぶた鼻側)にある『涙点』から『涙道』を通って、鼻へ抜けます。
さらに、鼻からのどへ行き、つばと一緒に飲み込まれます。
目薬も、涙と同じルートを移動します。
そして、目薬の中には苦いものがあります。そういう目薬をした後は苦みを感じます。
基本的に、目薬は通常の使い方であれば、飲み込まれても大丈夫なようにできており、苦みを感じても問題ありません。しかし、苦みがあまりに不快だと、継続が困難となります。
苦み対策としては、
『目薬をした後、1分程度目頭を押さえる』
が効果的です。適切に押さえると、目薬の鼻への移行を90%以上予防できるそうです。それにより、苦みも感じにくくなります。
さらに、目薬後目頭を押さえておくと、目薬の目の中での滞留時間が長くなるため、目薬の効果がアップすることが期待されます。
まさに一石二鳥です。
目薬後の苦みが苦手な方は、是非試してみてください。
今日のみけらんちは、梅島駅前、ひっそりと2階にあるカフェ。
場所が分かりにくいせいか、いつも空いていて、混雑の苦手な人には、助かります。
メニューは「小エビとルッコラのアンチョビ風味』
カフェですが、パスタは本格的で、コーヒーもちょうどよいです。
本日のみけらんちは、五反野駅徒歩5分
『SATHI KITCHEN』
ランチセットは、じゃがいものスープから始まり、
前菜セットは、キッシュに生ハムサラダと盛りだくさん
メインは、渡り蟹のトマトクリームソース
デザート付き
お腹いっぱいです
本日のみけらんちは、西新井駅東口徒歩2分
イタリアン『Tariboo』
本日のパスタ
燻製ベーコンと夏野菜カポナータのトマトソース サラダ付
ニンニクの効いたトマトソースに夏野菜は、夏バテに良さそう。パスタの麺の硬さがしっかりしていてちょうどよいです。
ただ、カポナータってなんでしょう?
手術後に大量の汗が目に入ると、傷口から汗とともに菌が入り込み、感染のリスクが高まります。また、極端に重い物を持ったり、こすったりすると、傷口が開いてしまう恐れがあります。
そのため、手術後1か月間は、激しい運動やウエイトトレーニングは禁止となります。
一方、日常生活レベルのウォーキングやストレッチなどは、手術翌日から可能です。
汗もほとんどかかず、力もそれほど入れない軽い運動は手術後1週間程度で可能です。
ただし、どの程度の運動が軽いか激しいかは、元の体力など個人差が大きいため、判断が難しい場合が多いです。
手術後は無理をせずに、のんびりと過ごしていただくことをオススメします。
手術後に目に大量の水が入ると、傷口から水と一緒に菌が目の中に入り込み、感染を起こすリスクが高まります。
万が一術後の感染を起こすと、重篤な視力障害を生じるため、なんとしても避けたいところです。
特にプールは、感染リスクの高い行為となります。
そこで、手術後のプールは1か月間禁止となります。
その間は、ウォーキングなどの運動で代用して頂ければと存じます。
よろしくお願い申し上げます。
高齢者では、白内障は必発で、視力が低下していきます。
そして、視力低下により、さまざまな全身への影響が生じるが分かってきました。
高齢者の大規模眼科疫学調査より、70歳以上の視力良好群(0.7以上)と視力不良群(0.7未満)に分けて認知症の発症率を比較しました。すると、視力良好群では、認知症が5.1%でしたが、視力不良群では、認知症が13.3%と有意に多く、視力が悪いほど認知症が増えていました。
視力不良群では、認知症のリスクが2.9倍高かったのです。
さらに、白内障手術既往群と非手術群の2群間で分析したところ、白内障手術で認知機能障害のリスクが2割程度防げることがわかりました。
視力低下すると、行動範囲が狭くなり、動かなくなるので足腰が弱くなり、外からの刺激が減るため認知症が進む、という悪循環が生じることが影響していると思われます。
白内障手術で、認知症のすべてが解決できるわけではありません。一方で、認知症が進行しすぎると、手術後の目薬などの管理が困難となるため、手術ができないことも少なくありません。
白内障による視力低下のため、活動範囲が狭くなりつつある方がご家族にいる場合、手術を検討してもよいかもしれません。
高齢者の疫学調査にて、白内障群では非白内障群と比較して、動脈硬化が1.6倍多いという調査結果が出ていました。
また、血圧は通常夜間に低くなりますが、白内障群では、夜間血圧低下がない人が1.8倍となっていました。
動脈硬化や夜間血圧低下の欠乏は、心筋梗塞や脳卒中などの虚血性疾患に影響を与えます。
一方、白内障手術を受け視力が良くなった人の方が、死亡率は低い、と報告されています。
視力改善によるQOLの向上だけでなく、認知機能障害の改善、生体リズムの改善、虚血性疾患などのリスク軽減などが影響している可能性があります。
視力がよいと行動範囲が広がり、日々散歩などができますが、視力が悪いと、行動範囲が狭くなり、運動量が減ることなどが原因と思われます。
たかが白内障、されど白内障。
白内障による視力低下を感じたら、一度眼科を受診することをオススメします。
睡眠などの生体リズムは、ブルーライトなどが関与しています。
そして、白内障は、ブルーライトを遮断するため、生体リズムが障害されると考えられています。
生体リズムの乱れは、睡眠だけでなく、うつ・糖尿病・高血圧・脳卒中・虚血性心疾患・癌などの多くの疾患と関連します。
白内障手術群と非手術群を比較したところ、白内障手術群で睡眠効率が良く、中途覚醒時間が短く、睡眠の質が改善しました。また、白内障手術前後で比較したところ、術後に夜間メラトニン分泌が増加していました。
これは、白内障手術で視力が改善したことで、ブルーライトが届くようになり、生体リズムが改善したことが一つの要因になった可能性があります。
一方、視力が改善したことで、日中の活動量が増えた結果かもしれません。
いずれにせよ、薄暗い部屋で24時間じっとしていたら、誰でも睡眠障害になってしまいますね。
手術で睡眠障害のすべてを改善することはできませんが、それなりに視力低下がある、日中の活動が低下しているようなら、前向きに検討してもよいもしれません。
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