白内障手術とこだわり器具 その3
2020年10月14日
白内障手術のこだわり器具シリーズ第三弾は、
『マニー社のスリットナイフ』
白内障手術を行うにあたり、約2ミリと1ミリのスリットナイフで切開し、以降はそこから器具を挿入して、手術を行います。
切開は、その後の操作性から切開創の閉鎖まで影響するとても大切な作業となります。
そこで使用するのが、スリットナイフです。
こちらは、様々な会社のものがあります。そんな中、院長が愛用するのが、マニー社のスリットナイフです。
特徴は、切れ味がダントツに良いことです。他社の切れ味では、対側から押さえるなど、スリットナイフに対して反対方向の力で抑えたうえで、結構力を加えないと切開できません。しかし、マニーは、カウンターの力なしで、しかもそれほど力を入れなくとも、すっーと切開できます。そのため、自分のイメージ通りに切開をすることができます。
欠点としては、切れ味が良すぎて、手のブレや目の動きがあると、余計なところまで切れてしまうことです。
そのため、スリットナイフ自体に良い悪いはなく、術者の好みが大きいです。