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  • カテゴリー: 開業日記
  • 開業日記 あとがき

    最後まで読んでいただいた皆さん、ありがとうございました。

    書き始めた頃は、ゴールが見えない中で手探り状態でした。正直、途中で飽きたらやめようと思っていましたが、開業まで辿り着けたのは、読んでくださった皆さんのおかげです。感謝します。

    開業の神様がいるならば、経営者としての知識も経験もゼロだった私を正しく開業させるため、試練を与えてくださったと考えています。しかし、開業の神様は、若干スパルタがすぎます。一応体育会系だった私はなんとか許容できましたが、このご時世、行き過ぎた指導は時代にそぐわなくなってきました。
    そこで、これから開業する方に対し、開業の神様の手を煩わせないよう、この開業日記が役に立ってくれたら幸いです。

    最後に、これから開業する方へ伝えたい言葉を一言。

    「なんとかなる」

    それでは、さようなら。

    開業日記 エピソード40 最終回

    2017年6月1日

    ついに開業日を迎えました。
    たくさんの方に受診していただきました。待ち時間が長くなってしまい、想定外の問題もありましたが、スタッフが適正に対応してくれたおかげで、大きなトラブルもなく、無事に初日を終えることができました。

    帰り道、いままでの開業活動を振り返りました。

    開業を決意してから1年3か月。
    たいへんだったこと、いやだったこと、つらかったこと、困ったこと、ほんとに色々なことがありました。しかし、すべての出来事は、今日ここにたどり着くために必要なことだったんだ、と気が付きました。

    そして、あまりいい思い出が残っていない人たちも含め、すべての出会いに心から感謝する気持ちが沸き上がってきました。

    しかし、開業はゴールではなく、スタートラインに立ったにすぎません。

    「世界一素敵な眼科に、よしだ眼科をする」

    という新たな目標に向け、よしだ眼科は出航するのでした。

    開業日記 エピソード39

    2017年5月27日 晴れ

    この日、内覧会を行いました。
    ちょうど運動会シーズンで、小学生・中学生の子供を持つ家族が来れない日程だったので心配ましたが、100人以上の方にお越しいただきました。(予想通り子供は一人も来ませんでしたが・・・。)これは、私の周りで同時期に開業したクリニックの中でも、一番多い数でした。
    そこで、いろいろな方とお話しましたが、多くの方が、手術できるクリニックが開院することを喜んでいただいているようでした。
    自分の開業活動が間違っていなかった、という手応えを初めて感じることができました。

    こうして、内覧会を無事終えることができました。

    開業日までの残り2日間は、内覧会の片づけと掃除、そして模擬患者での外来の練習などの最終チェックをして過ごしました。また、このタイミングで融資がついに実行され、金銭面での最悪の事態は回避されました。

    そしてついに、開業日を迎えます。

    次回、涙の最終回です。

    開業日記 エピソード38

    その日、たまたま土曜日で研修はお休みでした。
    そこで、耳鼻科へ受診しました。

    『メニエール病』

    これが診断結果でした。メニエール病は主にめまいのイメージですが、私の場合は、運がいいのか悪いのか、難聴のみでめまいはありませんでした。そして、お薬を処方してもらいました。

    すると翌日・・・
    『聞こえる!!』
    なんと奇跡的に回復していました。
    今思えば、すぐに受診したのがよかったのかもしれません。そのため、もしその日が土曜でなく、ほかの曜日だったら、研修を休めず、受診が遅くなり、回復にもっと時間がかかっていたかもしれません。

    もはや、ラッキーなのか、不運なのか、よくわかりません。
    いや、すべて大ラッキーでしょう!

    こうして、ついに内覧会当日を迎えます。

    続く

    開業日記 エピソード37

    開業10日前

    多忙を極めていた上に、銀行との最終契約がなかなか決まらないなど、ストレスとプレッシャーが極限地点にありました。

    そんなある日、急に右耳から、波のような耳鳴りが聞こえました。すぐに治るかと思いましたが、一向に治る気配がありません。しかし、やるべき仕事が山のようにあったため、それを気にする余裕もありませんでした。

    帰り道、やっぱり耳がなんだか変です。耳くそでもたまっているのか、と小指を耳に突っ込んだとき、ある異常に気が付きました。

    「右耳、聞こえない」

    耳に指を入れたときに聞こえるはずの音がまったく聞こえません。右耳だけにすると、特に低音がまったく聞こえなくなっていました。
    さすがに焦りましたが、一晩寝れば治っているだろうと無理やり考えることにしました。しかし、翌日になっても、まったく改善していませんでした。

    その日から1週間後に内覧会が予定されていました。内覧会は周辺住民への初披露する会で、新規開業にとって、もっとも重要なイベントです。この日を告知するために、何万もの世帯にパンフレットを配り、駅や郵便局のポスターを出していました。そのため、内覧会の日程を変更することは不可能です。さらに、内覧会直前には銀行との契約日も控えていました。これができないと、開業自体が破綻する恐れさえありました。

    開業活動では、これまでさまざまな試練や困難を体験してきましたが、ここにきて、最低・最悪で最大のピンチです。開業の神は、あくまでも私に開業させたくないようです。

    続く

    開業日記 エピソード36

    少し時間がさかのぼります。

    2016年10月、それまで下がり続けた金利が上昇に転じます。その原因は・・・
    トランプ大統領就任。
    TVでは以降見ない日がないくらい、今日までよく出てきますが、まさか自分にその影響が出るとは想像していませんでした。

    金利上昇の影響からか、それ以前より融資を受けにくくなり、かつ上限金額が下がりました。
    それまでは、開業はG銀行で全額OK、という流れでしたが、いざ銀行へ相談すると、上限金額までしか融資できないとのことでした。そのため、さらに他の銀行から融資を受けないと資金が足りない、という状況になりました。

    慌てて、他の銀行に当たることになりました。
    まずは、大手M銀行。しかし、金利が高いうえ、いざ話を進めていくと、M銀行からではなく、なんとかファイナンスと言う保証会社?から融資を受ける、という契約内容でした。なんとかファイナンスと言えば、闇金ウシジマくんみたいな人が出てきそうで怖いので、却下しました。

    次に、地方M銀行。決して好条件ではなかったのですが、背に腹は代えられないということで、ここに決めました。

    4月、A社とC社から融資の金額の配分も決まり、あとは団体信用生命保険に加入すればOK、というところで、さらに問題が勃発します。

    話を進める前に、団体信用生命保険(略して団信、かっこいいのでこれからは団信と呼びます。)についての説明から。団信とは、融資を受ける際、担保なしの代わりに入る保険です。家を購入された方は、利用している方も多いかと思います。
    団信は、銀行1社に対し、それぞれ入ります。そして、1社あたりの団信がカバーできる上限金額が決まっています。今回は、2社のそれぞれの金額は上限を下回っていました。そのため、ここは特に気にも留めていませんでした。

    4月のGW直前、A社から突然の連絡がありました。
    誰かから電話が来るときは、良いことはありません。久しぶりにイヤな予感がしました。
    「A社とC社の団信が同じ会社のため、合計金額が上限を超えるから、団信でカバーできない金額がでます。どうしますか?」
    という内容でした。団信が同じ会社というまさかの事態。どうしますと言われましても・・・とフリーズしていると、A社と提携しているA保険会社でオーバーした分の金額につき保険をかければOKとのことでした。開業まで時間もないので、言われるがままに契約するしかありません。
    しかし、タイミング悪く、GWを挟むため、保険会社との契約は5月のGW明けとなりました。
    そして、保険会社との契約をした後、やっと銀行と融資の契約を締結することができました。ちなみに、銀行との契約日は、なんと内覧会の3日前・・・。

    口約束があったとは言え、世の中なにが起きるかわかりません。不測の事態で契約が破棄なったらおしまいだ、と内覧会の直前まで眠れぬ夜を過ごしていました。

    内覧会を目前に、多忙とストレスのなか、ついに私の体に異常が生じます・・・。

    続く

    開業日記 エピソード35

    5/11 スタッフ研修初日
    先輩開業医に、研修初日に来ない人がいた、という恐ろしい話を聞いていました。
    実際、面接をしてそれっきりなので、本当にスタッフは来てくれるのか、もし誰も来なかったらどうしよう、と朝から心配でした。
    しかし、ありがたいことに、皆さん来てくれました。
    スタッフが集まり、みなさんの前で最初にあいさつしたとき、
    「これから院長になるんだ」
    という実感が湧きました。

    スタッフ研修は20日間で、電子カルテの使用法を中心とした内容となっていました。
    最初は、スタッフと一緒に研修を受けようと思っていましたが、他にやることが多すぎて、すぐに断念しました。

    ここで、開業1か月前の院長の仕事につき、記載していきます。

    「電子カルテ」
    研修内容同様、電子カルテに充てる時間が一番多くなります。特に、私も電子カルテが初めてだったので、使用方法を覚える必要がありました。
    また、電子カルテは使いやすいようにカスタマイズが可能です。最初はゼロの状態から大まかな全体像を作成し、その後細かな部分の修正となります。何事も同じですが、0から1を生み出す作業はものすごいエネルギーが必要です。
    その中で、会計と紐づけする項目選びは、取りこぼし防止と時間短縮になるため、非常に重要となります。

    「書類の作成」
    クリニックを始めるにあたり、同意書や手術説明用紙、オーダー用紙などの書類の作成が必要です。
    同意書や手術説明用紙は、他のクリニックで使用しているものをもらっていたので、最初は、クリニック名だけ変えればよいか、と思っていました。しかし、他人のものは、やっぱりしっくりこないため、ちょっとずつ変えているうちに、結局すべてを変更することになりました。
    また、オーダー用紙は、外来の流れと電カルでできることを考慮する必要があり、脳内外来シュミレーションを何度も行う必要があります。実際に外来をやっていればなんてことはないのですが、まったくなにもない状態で物事を考えることは、非常に大変です。

    「備品の追加購入」
    実際に多くの人数が集まると、一人のときには思いつかなかった足らないものが次々と出てきます。マツキヨとダイソーへ通う日々が続きます。

    「営業への対応」
    どこで調べてくるのか、様々な営業が来ます。現在はスタッフに対応してもらえますが、当時はすべて自分で対応しなければいけません。
    多いのが、広告系で、駅や広場の看板、インターネット、地域雑誌や医療雑誌、回覧板、役所の掲示板、地図、うちわなどなど。こんなに広告の種類があり、それで飯食っている人がこんなにいるんだ、と感心しました。
    しかし、全員に広告の対費用効果につき質問しましたが、誰一人まともに答えることができません。広告を売る以上、どれくらい利益をもたらすか、もしくは、どのように計算すればおおよその判定ができるのか、くらいは考えておくべきだと感じました。
    営業人は、商品を売ることで相手にいくら利益が出るかではなく、自分にいくら利益が出るか、という内向きにしか思考回路がないようです。
    結局、いちいち考えるのが面倒になり、営業は内容問わず、すべて断ることにしました。

    そのほか、想定外の小さなトラブル(虫が大量発生するなど)の対応など、いくらやってもやることが次々と増えていく感覚でした。開業1か月前は、研修医時代を超え、人生で最も忙しい期間となりました。

    そして、開業前に最大のピンチが訪れます。

    続く

    開業日記 エピソード34

    5/1月曜、ついに内装工事が終わり、鍵をもらいました。これで、一国一城の主となりました。
    さあ、これから、と思いきや、5/3からGWに突入します。退職してからプータロー状態の私は毎日がGWなので関係ない話ですが、業者はみな連休に入ってしまい、業務がストップしてしまいます。

    5/8月曜
    GWが明けました。ここから、人生で一番忙しい1か月となります。
    その時点では、クリニックには何もない状態です。
    11日にスタッフ研修が始まるため、この三日間で必要物資をすべて揃える必要があります。
    大物系として、医療機器から待合室用ソファやロッカーなどの家具があります。これらは事前に注文しているのですが、量が多く1日では搬入できません。そのため、毎日搬入作業です。
    また、トイレットペーパーなどの生活用品も必要です。毎日、駅前のマツキヨとダイソーへ買い出しです。
    さらに、電話、プリンター、レジ、テレビなどの電化製品の購入も急務です。これらは、無限に種類があり、こだわり始めるとキリがありません。そこで、Amazonで、適当に次々と選んで行きました。人生においてAmazonで一番お金を使った1か月だったと思います。ありがたいことに、Amazonは翌日配送してくれるため、あっという間に揃いました。Amazonがなかった時代、どうやって開業していたのか、私には想像できません。

    こうして、3日間でなんとか最低限の装備は整いました。

    いよいよスタッフ研修開始です。

    続く

    開業日記 エピソード33

    2017年4月 

    近隣クリニックへのあいさつ回り、医師会入会審査、防火講習2日間、内装工事の見学、保険会社・医療廃棄物業者・眼鏡屋・銀行・薬卸・社労士・郵便局との打ち合わせと、相変わらず忙しい日々でした。また、谷塚周辺へ出向く用事が増えたため、移動時間が長くなり、より一層忙しくなっていきました。

    近隣のクリニックへのあいさつ回りですが、当然先方の先生にとっては、ウェルカムな状況ではありません。そのため、他の先生の話を聞くと、1回はどこかともめて嫌な想いをするイベントとのことでした。そのため、最初に電話を掛けるときや、訪問に行くときは、いつもかなりストレスのたまるイベントでした。幸い皆さん暖かく迎えていただきました。
    いまさらながら、ありがとうございました。

    そんななか、スタッフ面接を終え、スタッフが無事決まりました。
    そして、ついに運命の5月を迎えます。このとき、私の体にあんなことが起こるなんて、予想もしていませんでした・・・

    開業まで1か月

    続く

    開業日記 エピソード32

    開業3か月前地獄

    3/1 内装業者と打ち合わせ
    3/2 とらばーゆ締切・医療機器ショールーム見学会
    3/3 保険会社と打ち合わせ・広告代理店と打ち合わせ
    3/4 前病院の仕事納め
    3/7 内装業者、機械業者、警備会社、広告代理店、電話会社が一同に集まって打ち合わせ
    3/8 郵便局広告締切
    3/9 タウンワーク締切・お茶の水井上眼科見学
    3/13 M社と打ち合わせ・西葛西井上眼科見学
    3/14 検査会社と打ち合わせ
    3/15 医療機器選定締切・そして内装工事開始

    3月前半の予定の一部を書き出してみました。
    この時期の打ち合わせは、何かと最終決定を下すことが多く、毎日何かを選んだり、文章を書いたりと、ほんとに忙しい日々でした。新しいものを作り上げるという最もクリエイティブな時期でもあり、人生でもっとも脳を酷使した時期でもありました。

    そして、怒涛の3月が過ぎていきました。

    開業まであと2か月・・・。

    続く