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  • 今月の置き看板

    スタッフが可愛くて書いてくれました。
    いつもありがとうございます。

    今月は、みんな大好き『スヌーピー』です。

    受診の際は、眺めてみてください。

    今月の置き看板

    本日の置き看板は
    アフロ犬、たれパンダ、お茶犬、こげぱんちゃん、暑がりさん・・・最後の子の名前、何度も聞いたけど、また忘れてしまいました・・・。
    おじさんの記憶力って・・・。

    いつも素敵な絵、そして何度も説明してくれてありがとうございます。

    オブジェ

    待合室のオブジェが秋バージョンになりました。
    ネコとフクロウがサンマを焼いています。

    かわいいので、写真の際は、見ていって下さい。

    また、栗ネコが受付前に隠れています。
    探して見て下さい。

    『目薬をした後、のどに苦みを感じるけど、大丈夫ですか?』

    まずは眼周囲の構造のお話。
    涙は、目のふち(上下まぶた鼻側)にある『涙点』から『涙道』を通って、鼻へ抜けます。
    さらに、鼻からのどへ行き、つばと一緒に飲み込んでいます。

    目薬も、涙と同じルートを移動します。
    目薬の中には苦いものもあり、そういう目薬をした後、苦みを感じることがあります。

    苦みを感じても問題ありませんが、苦みがあまりに不快だと、継続が困難となります。

    苦み対策としては、
    『目薬をした後、1分程度目頭を押さえる』
    のが効果的です。適切に押さえると、目薬の鼻への移行を90%以上予防できるそうです。それにより、目薬がのどへ行かなくなるので、苦みも感じなくなります。

    同時に、目薬の滞留時間を長くするため、目薬の効果もアップすることが期待されます。
    まさに一石二鳥です。

    目薬後の苦みが苦手な方は、是非試してみてください。

    今月の置き看板

    今月の置き看板です。
    ごきげんな夏祭りです。

    いつもかわいいイラストありがとうございます。

    受診の際は、お楽しみに。

    『緑内障の治療』

    緑内障の治療について、今わかっていることは
    『眼圧を下げると、進行が遅くなる』
    この1点のみです。
    これは、眼圧の高い緑内障だけでなく、眼圧が正常である正常眼圧緑内障にも当てはまります。
    同じ眼圧でも緑内障になる人、ならない人がいるように、眼圧以外の様々な要素が関与していることが予測されますが、現時点で証明されているものはありません。

    治療は進行を遅くするものであり、緑内障の改善や進行を完全に止めることはできません。そのため、早期発見・早期治療が重要となります。

    眼圧を下げる方法は、目薬・手術となります。
    目薬はいくつか種類があるため、目の状況などから、使用する目薬を決めていきます。効果が不十分の場合は、目薬の変更や追加を検討していきます。
    目薬では十分眼圧が下がらない、もしくは視野の進行が抑えられない場合、手術になります。ただし、手術はさまざまな合併症のリスクがあります。また、手術も眼圧を下げる効果しかないため、手術で視力が改善するわけではないので、注意が必要です

    『緑内障と視野障害』

    緑内障では、視野が障害されます。しかし、視野の中心部は比較的末期まで温存されるため、視力はかなり進行するまで、変わらないことが多いです。

    また、視野障害は見えないと感じるよりも、信号を見落とす、人にぶつかりやすい、本の行を読み飛ばす、など『気が付かずに見落とす』ことが多いです。そのため、緑内障は自覚症状が出にくいです。

    一方、自覚症状が出にくいため、緑内障があっても、初期の段階ではほとんど生活に支障が出ません。
    そのため、健康診断などで、早期発見・早期治療を行うことが重要となります。

    『健診で視神経乳頭陥凹拡大を指摘されたら』

    健診で
    ・視神経乳頭陥凹拡大
    ・視神経線維層欠損
    と指摘されることがあります。
    これらは、『緑内障疑い』を意味します。

    緑内障は視神経が障害され、視野が狭くなる病気です。しかし、緑内障は自覚症状が出にくく、自覚症状が出たときには、すでにかなり進行していることが多いです。

    そして、緑内障の治療は、今の医学では
    『進行を遅くする』
    ことしかできません。
    そのため、早期発見・早期治療が重要となります。

    診断は、眼科で眼圧測定や視野検査などの検査が必要となります。
    健診で視神経乳頭陥凹拡大などの指摘を受けたら、放置せずに一度眼科を受診することをオススメします。

    視野検査

    視野に異常をきたす病気に行います。緑内障をはじめ、視神経、網膜、頭の中の病気(脳梗塞、下垂体腫瘍など)が対象となります。
    特に緑内障では、診断から治療経過の判断材料の中心となります。そのため、定期的に行う必要があります。
    また、ごくまれですが、脳腫瘍などの生命に直結するような頭蓋内病変の発見のきっかけになることもあります。

    検査は、暗室で半ドーム状の機器で行います。台にあごとおでこをのせ、まっすぐ見ながら、周りに光が見えたらボタンを押してもらいます。検査は20分程度かかります。検査は集中力を要するため、慣れないと結構疲れます。

    視野検査は時間がかかるため、完全予約制となっています。
    現在、平日で1か月、土曜日では2.3か月先まで予約が埋まっております。
    ご了承の程、よろしくお願い致します。

    『視野の一部が欠けて見える』

    視野の一部が欠けて見える・ぼやける・かすむ・黒く見える、などの症状を
    『視野欠損』
    と言います。
    視野欠損を生じる病気は
    緑内障、網膜剥離、網膜静脈分枝閉塞症、網膜動脈分枝閉塞症などが疑われます。

    緑内障はゆっくり進行するのに対し、他の病気は急に発症します。
    数年かけて、徐々に進行する視野欠損は緑内障が疑われます。
    一方、ある日突然発症した、もしくは数日単位で急に進行する視野欠損はその他の病気を疑います。
    しかし、緑内障は自覚症状が出にくいため、ある日突然視野欠損に気が付く、という人も意外と多いです。
    そのため、症状だけで病気の鑑別をすることは困難です。

    診察で、眼底検査などを行えば、診断は比較的容易なことが多いです。
    治療は、それぞれの病気で異なります。特に網膜剥離では緊急手術が必要となるため、注意が必要です。

    視野の一部が欠けて見える、という症状が出たら、早めに眼科受診することをオススメします。