世界一の患者・スタッフ満足度を目指して・・・。
『7つの習慣』
第6の習慣 【シナジーを創り出す】
{シナジーとは?}
『1+1』を『3』にするような相乗作用。
一人一人でバラバラに行うより、みんなで協力して行う方が、すごい結果が得られる!!!
≪シナジーの3段階≫
①まず理解に徹し、そして理解される
相手を信頼し、心を開いて素直にコミュニケーションをとる。相手の身になり共感して話を聴き、まず相手の価値観や関心事の全体像をとらえ、相手を理解する。信頼貯金が十分たまった状態にしたうえで、自分のことを理解してもらう。
②違いを尊重する
お互いの違いを認め、尊重し、お互いの強みを伸ばし、弱いところを補い合う。
(みんな違って、 みんないい)
③win-winを考える
個々では思いつかないような第3の案を一緒に探す。
≪今回の課題≫
今度、誰かと意見が違ったり、対立したりしたとき、相手の立場の裏にある事情を理解するように努力してみる。その事情を考慮して、お互いのためになる創造的な解決策を話し合ってみましょう。
世界一の患者・スタッフ満足度を目指して・・・。
『7つの習慣』
第5の習慣 【まず理解に徹し、そして理解される】
『聞く』の5つのレベル
1 相手を無視して聞かない
2 聞くふりをする
3 選択的に聞く
4 注意して聞く
5 共感による傾聴→相手を理解しようと聴く
≪四つの自叙伝的反応≫
私たちは、自分の過去の経験を相手の話に重ね合わせてしまうため、人の話を聞く際に次の4つの反応をしがちです。
1 評価する 同意するか反対するか
2 探る 自分の視点から質問する
3 助言する 自分の経験から助言する
4 解釈する 自分の動機や行動を基にして相手の動機や行動を説明する
→誰かの話を聴いていて、つい自分の経験談、自叙伝を持ち出し、質問して探ったり、自分勝手な評価や助言、解釈をしてしまったら、素直にそれを認めて謝る。
まずは、聞くの第五レベル『共感による傾聴』をして、相手を理解しましょう。
そして、相手に共感したうえで、自分の意見を述べてみましょう。相手の視点に立って、自分の考え、立場を説明し、理解してもらう努力をしましょう。
お互いに本当に深く理解し合えた時、創造的な解決策、第三の案に通じる扉が開かれます。
第6の習慣『シナジーを創り出す』へ続く・・・。
世界一の患者・スタッフ満足度を目指して・・・。
『7つの習慣』
第4の習慣 【Win-Winを考える】
win-win 自分も勝ち、相手も勝つ
win-lose 自分が勝ち、相手が負ける
lose-win 相手が勝って、自分が負ける
lose-lose 自分も負けて、相手も負ける
win 自分が勝てば、相手が勝とうが負けようが関係ない
win-win or no deal 自分が勝ち、相手も勝つ。それがダメなら取引しないことに同意する
スポーツや勉強など、子供の頃から競争にさらされ、win-loseの考え方が身に染み付いています。そのため、自分が勝つには、相手に勝たなければならない、と考えてしまいます。
lose-winはその逆で、相手との衝突を避けるためなど、自分が我慢し犠牲になる状態です。win-loseが強い人といるとき、その傾向が強くなります。
lose-loseとは、自暴自棄になり、自分がどうなろうが相手を傷つけたい、という心理状況のもと生まれます。恋愛がこじれたときなどによく見られます。
win-winは最高ですが、そこに到達するのは難しく、うまくいかずに結局win-loseの争いに戻ってしまうことが少なくありません。
そこで、win-win or no deal、ダメなら取引しないことを最初に決めてからスタートすることが重要となります。その上で自分と相手の案以外の『第三の案』を探す旅が始まります。『第三の案』を見つけるためには、お互いを理解し、尊重し合う心が必要です。そのためには、日頃から『信頼貯金』を貯蓄しておくことが重要となります。
信頼貯金を増やす方法
❶相手を理解する
❷小さなことに気遣う
❸約束を守る
❹期待を明確にする
❺誠実さを示す
❻信頼貯金を引き出してしまったら、心から謝る
当院では、世界一の患者・スタッフ満足度を目指して、毎週金曜日に勉強会『夢を語る』を開いております。そこで使用した資料を公開しております。
『7つの習慣』
第2の習慣 【終わりを思い描くことから始める】
≪今回の課題≫
ペンと紙を持って、静かな空間に行きましょう。
そして・・・自分の葬儀のことを思い浮かべてください・・・。
家族、友人、仕事関係の人など、いろいろな人が集まっています・・・。
「その時あなたは、自分がどのような人物だったと語ってほしいですか?」
「あなたの人生をどのように語ってほしいですか?」
「どういう貢献や功績を憶えておいてほしいですか?」
「彼らの人生に、あなたはどのような影響を及ぼしたかったですか?」
→『感じたとこ、考えたことを記録しておきましょう。』
人生が終わるときを思い描き、意識することによって、自分の価値観を明確にし、目標に向かって進めるようになります。
これらをまとめたものが、『ミッション・ステートメント』です。
ミッション・ステートメントとは、どのような人間になりたいのか、何をしたいのか、それらの土台となる価値観と原則を書いたものです。(ミッション・ステートメントを作るのは大変な作業なので、7つの習慣をすべて紹介したあと、改めて作り方を説明する予定です)
自分の人生の最後を思い描き、それを念頭に置いて今日という一日を始めることで、あなたにとって本当に大切なことに沿って、今日の生き方、来月の生き方、来年の生き方を計画することができるようになります。
当院では、患者・スタッフ満足度世界一になるため、毎週金曜日に、『夢を語る』と
いうミーティングを開催しています。ここでは、その内容の一部を公開しておりま
す。
今回のテーマは『7つの習慣』の第1の習慣【主体的である】です。
人の対応には「反応的」と「主体的」があります。簡単な例を挙げると、
反応的な人:天気が良ければ気分がよくなるが、天気が悪いと気持ちがふさぐ
主体的な人:雨が降ろうが晴れようが関係なく行動する
もう少し掘り下げていくと、
「反応的な言葉」は、私にできることはない、私はそれをやらなければならない、な
どネガティブな言葉に対し、
「主体的な言葉」は、私は別の案を考える、私は選択する、などポジティブな言葉に
なります。
「関心の輪」と「影響の輪」
関心の輪は、関心や興味、関係のある事柄のことをいいます。
影響の輪は、自分が影響を与えることができる事柄をいいます。
例としてサッカー日本代表を取り上げます。
私は、日本代表の結果に関心があるので、関心の輪に入っていますが、興味のない方
は、関心の輪の外にあります。
影響の輪は、私が日本代表にできること、になります。
そこで、影響の輪を考えてみると、スタジアムに応援に行く、グッズを大量に買うな
ど、すぐにできることがあります。さらに、スポンサーになる、選手の目にいい運動
を開発する、近所の子供たちにサッカーを教える、など、できることはたくさんあり
ます。こうして、主体的に自分にできることを探すことで、影響の輪が広がって行き
ます。
一方、反応的な対応では、日本代表の試合をテレビで見て、監督の采配がよくなかっ
た、選手の調子が悪かった、と居酒屋で愚痴るなど、影響の輪の外に目が行ってし
まってます。そうすると、影響の輪は小さくなってしまいます。
主体的な人は、影響の輪の領域に労力をかける。影響の輪が広がり、反応的な人は、
影響の輪の外に労力をかける。影響の輪が狭くなります。
結論としては、自分にはコントロールできないことは受け入れ、コントロールできる
ことに努力を傾けることが重要になります。
≪今回の課題≫
「主体性1日テスト」
反応的な言葉を何回使ったり聞いたりしたか、確認する。
「主体的解決ゲーム」
仕事や私生活で抱えている問題を1つ選ぶ。コントロールできる問題か、自分にはコ
ントロールできない問題か、を判断したうえで、問題解決のため影響の輪の中ででき
ることを1つ決め、実行する。