ワクチンと白内障手術に関する質問をよく頂きます。
現時点での当院での基本的方針は、
『ワクチン接種と白内障手術は1週間以上あける』
としております。
ワクチンの副反応により、発熱などの体調不良は結構な頻度で生じます。ワクチン接種と白内障手術の間が短いと、手術や通院ができなくなる可能性があります。また、腕が痛くて上がらなくなり、術後の目薬がうまくできなくなる恐れがあります。
また、因果関係ははっきりしませんが、ワクチン後の目への影響に関する報告が散見されます。そのため、何かあったときに、手術とワクチンのどちらが原因か、判断がつかなくなることが懸念されます。
以上を踏まえて、当院ではワクチン接種と白内障手術は1週間以上あけることにしています。
10月よりオミクロン株対応の新しいワクチンが始まると言われています。まだ情報が少ないのですが、今のところ、副反応などは従来のワクチンと同様とされています。そのため、新しいワクチンも同様の対応とする予定です。
ただし、情報の変化に伴い、変更となる可能性もあります。
待合室のオブジェが秋バージョンになりました。
ネコとフクロウがサンマを焼いています。
かわいいので、写真の際は、見ていって下さい。
また、栗ネコが受付前に隠れています。
探して見て下さい。
白内障手術では、目の周りを消毒するため、患者さんは手術時にマスクの着用ができません。
そのため、手術時は、外来診療以上に、新型コロナウイルス感染対策を強化しております。
スタッフは全員、マスク着用しています。
また、手術日は手術を受ける人とその家族しかいないので、普段の外来と違って、待合室は空いております。もちろん、他の患者さんや家族にもマスク着用をしてもらいます。
オペ室は、目の感染を防ぐため、もともとクリーンルームとなっています。常時特殊なフィルター下で換気されているので、チリやほこりすら、ほとんどありません。また、手術中は、ドレープという目の部分だけ穴の開いた特殊な布を顔全体に覆います。そのため、手術中の感染リスクはほとんどありません。
以上より、白内障手術における新型コロナウイルスの感染リスクはかなり低いため、安心して手術を受けていただけると考えております。