視野の一部が欠けて見える・ぼやける・かすむ・黒く見える、などの症状を
『視野欠損』
と言います。
視野欠損を生じる病気は
緑内障、網膜剥離、網膜静脈分枝閉塞症、網膜動脈分枝閉塞症などが疑われます。
緑内障はゆっくり進行するのに対し、他の病気は急に発症します。
数年かけて、徐々に進行する視野欠損は緑内障が疑われます。
一方、ある日突然発症した、もしくは数日単位で急に進行する視野欠損はその他の病気を疑います。
しかし、緑内障は自覚症状が出にくいため、ある日突然視野欠損に気が付く、という人も意外と多いです。
そのため、症状だけで病気の鑑別をすることは困難です。
診察で、眼底検査などを行えば、診断は比較的容易なことが多いです。
治療は、それぞれの病気で異なります。特に網膜剥離では緊急手術が必要となるため、注意が必要です。
視野の一部が欠けて見える、という症状が出たら、早めに眼科受診することをオススメします。
今回は、小さな子供への目薬のやり方のお話です。
一番わかりやすいやり方をご紹介します。
①目薬をする人は正座して、両足をひろげます。
②子供は顔を上に向けて横になります。
③ひろげた両足で頭を軽く挟み、固定します。
④下まぶたを軽く下に下げます。(あっかんべーの要領で)
⑤下まぶたに目薬をするイメージで点眼します(目の正面だと、目薬の先端が見えるので、子供はいやがります)
ただし、子供がいやがって大暴れの状態ですと、我々でも目薬はとても難しいです。また、目薬をした後に泣いてしまうと、目薬が涙と一緒に流れてしまい、意味がありません。
そのため、無理やり目薬するのは、おススメしません。
もし、子供がいやがって、目薬をするのが難しい場合、子供が寝ているときがやりやすいです。一度試してみて下さい。

ビジネス旅館『越後屋』横。
谷塚をいい感じにしよう的なプロジェクトから、新しいカフェがオープンしました。
メインはおにぎりとコーヒーで、テイクアウトも可能です。
おにぎりは、ツナ、サケ、ネギ味噌タレ、スパム握りの4種。どれが美味しいか分からなかったので、全部頂きました。
これから谷塚がもっといい感じになるよう、今後も応援していきたいと思います。
年末の手術は12/16までとしていましたが、年内の手術枠は、ほぼ埋まりつつあります。
そこで、12/20も手術日に加えることとしました。
これで少し余裕が出ましたが、また手術枠がすぐ埋まってしまう可能性があります。
特に両目手術の場合、2枠必要となるため、年内の手術をご希望の方は、お早めに受診の上、予約を取って頂ければと存じます。
よろしくお願い申し上げます。
白内障手術では、濁った水晶体を取り除き、代わりに眼内レンズを挿入します。
この眼内レンズに関して
『何年もつの?』
『入れ替えは必要?』
などの質問をよく受けます。そこで今回は、眼内レンズの耐久性についてのお話です。
眼内レンズは、理論上50~100年もつと言われています。
一方、眼内レンズは、登場してからまだ数十年しか経っていません。そのため、実際にどれくらいもつのかは定かではありません。しかし、今まで世界中で数多くの白内障手術が行われていますが、ほとんどの症例では、眼内レンズの耐久性に関する問題は生じていません。
そのため、基本的には
『眼内レンズは一生もので、入れ替えは必要ない』
と考えて頂いてよろしいかと存じます。
健康診断などで、眼圧が高い(高眼圧)と指摘されることがあります。
眼圧が高いと、視神経が障害される『緑内障』になるリスクが高くなります。
しかし、眼圧はかなり高くない限り、自覚症状が出ません。そのため、自覚症状がなくても、眼科で精査する必要があります。
なお、眼圧は、日や時間により変動します。また、目に力が入ると、実際より高い数値がでることがあるので、注意が必要です
検査は、視力・眼圧・OCT・視野検査を行います。
視野検査は予約制のため、初診時に予約して、後日改めて受診し検査する必要があります。
緑内障は、自覚症状が出たときには、すでにかなり進行しており、手遅れになっていることが多いため、早めに眼科へ受診することをオススメします。
白内障手術は、安全性が高く、手術でトラブルが起きることはめったにありません。
そして、手術後の満足度は高いです。しかし、たまに手術は問題ないにもかかわらず、術後に不満を感じる方もいます。
今回は、白内障手術を満足する人としない人につき、取り上げます。
手術後に満足されるポイントは
①術前視力が悪い
②術後視力が良好
の2点となります。
逆に、手術後に不満足となるポイントを列挙すると、
①術前視力が良好
②術後視力不良(白内障以外に病気などのため)
③視力以外の症状も手術で治ると思っている
④そもそも困っていない
⑤手術をするかどうか迷っている
⑥手術に関する説明を理解していない
どれかに当てはまる場合、手術後の不満足となる可能性が高いです。このようなことが事前にわかっている場合、当院では手術を勧めません。
白内障手術に際し、悪いほうの目だけでいいか、それとも両目とも手術したほうがいいか、というご相談をよく頂きます。
まず、両目手術のメリットですが、
・術後の左右のバランスがよい
・ピントの位置を自由に選ぶことができる
・眼鏡を早く作成できる
・検査などが一度で済む
・同じ月だと、限度額により、自己負担額が安くなる
などが挙げられます。
両目ともある程度白内障が進行している場合、いずれ両目とも手術することになるため、両目とも手術をしたほうが、メリットは大きいと考えます。
一方、片目のみ白内障が進行しているが、他目は比較的視力良好の場合は、視力や度数の左右差などを考慮したうえで、片目か両目かを相談して決定します。
判断はそれぞれの目の状態によって変わってきますので、迷ったら一度ご相談頂ければ幸いです。
手術当日は、午後1時40分までに受診していただきます。
手術の準備として、目薬とキャップの着用を行います。その後、順番で手術を行います。
手術の順番は、目の状態などから、事前にこちらで決めさせていただいております。
手術時間は、10分程度です。ただし、手術の準備と片付けがあるため、手術室での滞在時間は20分程度です。
手術後は、会計して終了となります。
安全な準備のため、手術の方は同時刻にご来院頂いております。最後の方で、3時半頃に手術終了予定です。しかし、場合により終了時刻が遅れることがあります。
予めご了承ください。

今月もスタッフが可愛く描いてくれました。
ありがとうございます。
今月は
『キノコのファミリー』
寒くなって体調を崩しやすい季節となりました。キノコは栄養が豊富なので、いっぱい食べて元気になりましょう。



