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・日帰り白内障手術

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  • 『健診で視神経乳頭陥凹拡大を指摘されたら』

    健診で
    ・視神経乳頭陥凹拡大
    ・視神経線維層欠損
    と指摘されることがあります。
    これらは、『緑内障疑い』を意味します。

    緑内障は視神経が障害され、視野が狭くなる病気です。しかし、緑内障は自覚症状が出にくく、自覚症状が出たときには、すでにかなり進行していることが多いです。

    そして、緑内障の治療は、今の医学では
    『進行を遅くする』
    ことしかできません。
    そのため、早期発見・早期治療が重要となります。

    診断は、眼科で眼圧測定や視野検査などの検査が必要となります。
    健診で視神経乳頭陥凹拡大などの指摘を受けたら、放置せずに一度眼科を受診することをオススメします。

    『目に鉄粉が入った』

    お仕事で、鉄関係を扱う方に多く見られます。
    鉄粉は目に刺さると抜けにくく、自然には取れない場合があります。
    さらに、鉄がさびてきて、サビが角膜を浸食してしまいます。
    サビが大量に残っていると、キズの治りが悪くなります。そこで、可能な限りサビも除去する必要があります。しかし、浸食したサビが多いほど、除去が難しくなります。
    サビの浸食は早く、2.3日で広がってしまいます。

    そのため、早急に鉄粉を除去する必要があります。
    鉄粉が目に入り、痛みが改善しない場合は、速やかに眼科へ受診することをオススメします。

    『物がゆがんで見える』

    『物がゆがんで見える』という症状は、主に網膜の中心である『黄斑』の障害で起こります。

    黄斑の病気は、
    黄斑変性、網膜前膜、黄斑円孔、黄斑浮腫(糖尿病網膜症や網膜静脈閉塞症などに伴う)、網膜剥離、中心性網脈絡膜症
    など多数あります。

    それぞれ好発する年齢や症状、経過など異なりますが、自覚症状のみで病気を鑑別することは困難です。
    OCTという黄斑部の断層像を見る検査があり、これにより診断が可能です。
    治療は、それぞれの疾患により異なります。網膜剥離や、出血を伴う黄斑変性など、緊急を要する病気もあります。
    『物がゆがんで見える』症状がありましたが、早めに眼科受診することをオススメします。

    飛蚊症の話

    『黒いものが飛んで見える』
    『髪の毛のようなものが動いて見える』
    『アメーバみたいなのが見える』
    などの症状を『飛蚊症』と言います。

    多くの場合、自然に出てくるもので悪いものではありません。
    ただし、治療法はないので、そのまま様子を見ることになります。

    一方、まれに『網膜剥離』や『硝子体出血』などの病気の症状として出てくることがあります。
    特に『墨汁を流したような黒い(赤い)ものが見える』などの飛蚊症の量が多い場合、これらの病気が原因となっている可能性があります。
    病気が原因の場合、病気に応じた治療を要します。
    特に、網膜剥離では、緊急でレーザーや手術が必要となります。

    飛蚊症が自然に出たものか、病気が原因か、自覚症状で判別するのは困難です。そのため、眼科で検査をすることをお勧めします。網膜剥離の場合、緊急での対応が必要となるため、飛蚊症が出た際には、なるべく早めに受診したほうがよいです。

    飛蚊症に対する検査として、目薬で瞳を開く『散瞳検査』を行います。この目薬をさすと、5時間程度見えにくくなり、車の運転や細かい字を見る作業などができなくなります。
    そのため、眼科受診の際は、車やバイクではなく、徒歩や公共交通機関を利用してください。
    また、目薬の効果が出るまでに時間がかかるため、当院では診療終了時刻の1時間前までの受診が必要となります。
    時間には余裕をもって、お越しください。

    処方箋の有効期限にご注意を

    Q 処方箋の有効期限はなぜあるのですか?
    A 診察を受けてから時間が経過するほど必要な治療が変わってくる可能性が高くなるためです。

    Q 処方箋の有効期限はどれくらいですか?
    A 発行日を含めて4日間です。これは『保険医療機関及び保険医療療養担当規則』により定められています。この4日間の中には、土日祝日も含まれます。
    4日あれば、土日をはさんでも、薬を受け取れる可能性が高いことと、病状は刻々と変わるものであり、診療を受けてから時間が経過すればするほど必要な治療が変わる可能性が高くなるからです。

    診察を受けて処方箋を受け取ったら、その足で薬局に寄って薬をもらうことを推奨します。

    『視野の一部が欠けて見える』

    視野の一部が欠けて見える・ぼやける・かすむ・黒く見える、などの症状を
    『視野欠損』
    と言います。
    視野欠損を生じる病気は
    緑内障、網膜剥離、網膜静脈分枝閉塞症、網膜動脈分枝閉塞症などが疑われます。

    緑内障はゆっくり進行するのに対し、他の病気は急に発症します。
    数年かけて、徐々に進行する視野欠損は緑内障が疑われます。
    一方、ある日突然発症した、もしくは数日単位で急に進行する視野欠損はその他の病気を疑います。
    しかし、緑内障は自覚症状が出にくいため、ある日突然視野欠損に気が付く、という人も意外と多いです。
    そのため、症状だけで病気の鑑別をすることは困難です。

    診察で、眼底検査などを行えば、診断は比較的容易なことが多いです。
    治療は、それぞれの病気で異なります。特に網膜剥離では緊急手術が必要となるため、注意が必要です。

    視野の一部が欠けて見える、という症状が出たら、早めに眼科受診することをオススメします。

    ~夢を語る~ その123 

    世界一のスタッフ満足度を目指して・・・。

    今年のテーマ『小さな幸せのおすそ分け』

    『第回コンビニ弁当&お惣菜』
    オススメのコンビニ弁当は、ファミマの『炙り焼豚の極太つけ麵』です。

    麺はレンジでチンし、つけ麵スープはお湯に溶かすだけ。調理は簡単なのに、味は魚介とんこつしょうゆと本格的。麵の量もちょうどよく、煮卵などをトッピングすれば、まるでお店の味。これが税込み248円とお買い得。

    『眼内レンズは何年もつの?』

    白内障手術では、濁った水晶体を取り除き、代わりに眼内レンズを挿入します。
    この眼内レンズに関して
    『何年もつの?』
    『入れ替えは必要?』
    などの質問をよく受けます。そこで今回は、眼内レンズの耐久性についてのお話です。

    眼内レンズは、理論上50~100年もつと言われています。
    一方、眼内レンズは、登場してからまだ数十年しか経っていません。そのため、実際にどれくらいもつのかは定かではありません。しかし、今まで世界中で数多くの白内障手術が行われていますが、ほとんどの症例では、眼内レンズの耐久性に関する問題は生じていません。

    ただし、数としてはわずかですが、例外もありました。
    数年前の話ですが、ある会社製の眼内レンズが、手術して数年後に白くにごる、という現象が見られました。そのなかでも、混濁が強く、視力低下を来す症例に対し、新しい眼内レンズに入れ替える手術が行われました。
    幸い、すでに原因も解明されており、現在の眼内レンズでは、そうならないように工夫が施されているので、安心してください。

    以上より
    『眼内レンズは一生もので、入れ替えは必要ない』
    と考えて頂いてよろしいかと存じます。

    開業日記 その3

    さまざまなところで開業について相談していたところ、開業支援を行っているという『A氏』を紹介されました。
    初めての顔合わせで、A氏より

    「先生の開業、無料でお手伝いさせていただきます。」

    と言われました。
    当時、同じようなことを言うものの、その後音沙汰なし、という人が多々ありました。
    そのため、いつもの社交辞令として軽く受け流していました。

    今まではそれっきりでおしまいだったのですが、なんと1週間後にA氏よりメールが届きました。

    「先生の条件にぴったり合った物件が見つかったので、一緒に内見に行きませんか?」

    ここでついに、開業活動が進み始めました。
    しかし、今後あんなことになるとは、夢にも思っていませんでした・・・。

    続く

    『強度近視』

    最近、NHKが『強度近視』をよく取り上げています。3/3の『ためしてガッテン』でも扱っていました。

    強度近視は、近視がとっても強い人を言います。
    強度近視は、眼軸(目の長さ)が長くなることで生じます。

    そのような目の構造上の変化に伴い、強度近視では、網膜剥離、黄斑変性(脈絡膜新生血管)、緑内障などの合併症を引き起こすことがあります。

    『網膜剥離』は、網膜がはがれる病気です。
    症状は、最初は飛蚊症(黒い点が見える)や視野狭窄で始まり、放置していると失明する恐れのある病気です。
    治療は基本的に手術となります。進行は早く、緊急手術となることが多いです。

    『黄斑変性(脈絡膜新生血管)』は、網膜の中心部である『黄斑部』に異常をきたす病気です。
    症状は、視界の中心部に見えにくさ、ゆがみ、物の大きさが左右違う、などです。徐々に悪くなる場合が多いですが、出血などにより突然見えなくなる場合もあります。
    治療は、主に硝子体注射(目の中に注射)を行います。こちらも放置すると、視力が改善しないため、早めに治療する必要があります。

    『緑内障』は、視神経にダメージを受け、視野が狭くなる病気です。
    しかし、初期の段階では、自覚症状はほとんどありません。進行は、比較的ゆっくりです。
    治療は、基本的に目薬となります。しかし、目薬は進行を遅くするだけで、視野の改善、進行の完全な停止はできません。
    そのため、早期発見・早期治療が重要となります。