眼科医になり、ちょうど20年が経ちました。
その間、デジタル機器や医学が大幅に進歩し、眼科を取り巻く環境も大きく変化しました。
節目なので、この20年につき、振り返ってみたいと思います。
デジタル機器は、特に携帯の変化が一番わかりやすいですので、まず取り上げます。
20年前、ガラケーが普及した時期でした。その5年前まではポケベルが主流でしたが、さすがに一般の方でポケベルを使用している人はいませんでした。
しかし、大学病院では、院内では携帯が使用できないため、まだポケベルが使用されていました。
時代を感じますね。
今では当たり前のスマホですが、普及したのは、つい10年くらい前です。
眼科でも検査機器や手術機器がとても進歩しました。
検査機器では、OCTの登場により、以前は難しかった網膜疾患の診断が、誰でも簡単で正確にできるようになりました。
また、手術機器の進歩により、白内障手術などの眼科手術が、入院なしで日帰りでもできるようになりました。これにより、当院のような小さなクリニックでも、手術が可能となりました。
どれも、20年前には想像もしていなかった世界です。今後、どのように変化するかは分かりませんが、今とはさらに違った世の中になっていることは間違いないと思います。
楽しみであり、不安でもあります。
これからも、過去の経験と新しい変化をうまく融合させながら、よりよい社会になるよう微力ながら貢献できればと存じます。
当院では、手術後に眼帯をします。
最近では、眼帯をしない施設も増えてきています。しかし、当院では80歳以上の方も多く、不意に目を触ってしまう可能性を危惧して、眼帯を続けております。
眼帯は、手術翌日の診察時に外します。その後、眼帯は必要ありません。また、当院では保護用ゴーグルも使用しておりません。
眼帯のため、手術当日と翌日は片目となります。片目だと立体感がわかりにくいため、転倒などに注意が必要です。特に、手術しない方の目が視力不良の場合、通院や生活に支障がでるため、事前に家族の方などに付き添いをお願いして頂ければ幸いです。
よろしくお願い申し上げます。
当院では、手術日は月曜と木曜の午後となっております。
また、眼帯を外し、診察するため、手術翌日9時半の受診が必ず必要となります。
両目手術の場合、片目ずつ行います。一番早くて月曜・木曜、もしくは木曜・月曜で行うことが可能です。
また、1週間空けて行う方も多いです。
洗顔洗髪の制限や手術後の目薬の混乱を防ぐため、あまり間を空けないことをオススメします。
手術は、約1か月待ちとなっております。そのため、手術希望の方は、事前に1か月以上先で空いている日程につき確認しておいていただけると、日程を決定する際助かります。
よろしくお願い申し上げます。
手術当日は、午後1時40分までに受診していただきます。
手術の準備として、目薬とキャップの着用を行います。その後、順番で手術を行います。
手術の順番は、目の状態などから、事前にこちらで決めさせていただいております。
手術時間は、10分程度です。ただし、手術の準備と片付けがあるため、手術室での滞在時間は20分程度です。
手術後は、体調に問題がなければ会計して終了となります。
安全な準備のため、手術の方は同時刻にご来院頂いております。最後の方で、3時半頃に手術終了予定です。しかし、場合により終了時刻が遅れることがあります。
予めご了承ください。
現在、白内障手術を申し込むと、GW明けの5/6以降となります。
5月の手術枠は、まだ比較的空いていますが、GW中は休診となるため、GW明けは手術が混み合うことが予想されます。5月中に手術をご希望の方は、早めに受診していただくことをオススメします。
視野検査は、平日は同じく5/6以降となります。一方、土曜日は予約が6月まで埋まっております。そのため、視野検査を早めに希望の方は、平日でスケジュールを調整して頂ければ幸いです。
よろしくお願い致します。
世界一のスタッフ満足度を目指して・・・。
今年のテーマ『小さな幸せのおすそ分け』
【松下幸之助の『道』朗読会】
当院の経営方針は、パナソニック創業者の松下幸之助氏と京セラ・KDDIなどの創業者の稲森和夫氏の教えを基盤としております。特に今日のような困難なご時世には、両氏の教えが身に沁みます。
そこで、コンビニお惣菜シリーズ終了後は、『道』朗読会を行います。事前にテーマを配布し、当日担当者に朗読してもらいます。
今刺さる内容もあれば、5年後10年後に気付かされるものもあると思います。
お楽しみに。
まず、診察にて手術適応のある方に、手術の希望につき伺います。
手術希望がある場合、手術や術前検査の日程を予約していきます。
当院では、月曜と木曜の午後が手術日となっております。
また、手術翌日は、9時半から診察を行います。そのため、手術日午後と翌日午前中に受診の必要があります。
さらに術前検査のため、手術までに2回の受診が必要となります。
これらの日程をすべて決定した時点で、手術が決定となります。
なお、電話での予約や代理人による予約はできませんので、ご了承ください。
S社とのミーティングを終えた私は、指摘された懸念事項などにつき話し合うために、A氏に電話しました。すると、いつもの穏やかな口調から一転、かなりきつい口調で
「開業するときは、反対勢力が出るものです!気にしてたら開業なんてできないですよ!!」
と一喝されました。
S社とは、開業活動に協力してもらうパートナーという位置づけだったため、反対勢力という言い方には、違和感を覚えました。
この時初めて、A氏への信頼が揺らぎ、この開業への不信感が生まれました。
一方、このままA氏の言うとおりにしないと、一生開業できない、という焦りもありました。
まさに引くも地獄、進むも地獄です。
そんな中、会計事務所の勧めで、物件の契約書のリーガルチェック(契約書を弁護士にチェックしてもらう)をし、問題なければ契約する、という方向で、A氏と話がまとまりました。
しかし、この後とんでもない大事件が起こりました。
続く
病態 ばい菌が入り、まぶたに炎症を起こす。
症状 まぶたが腫れる、痛み、めやに、充血、しこりができる
好発年齢 全年代
原因 何もないことも多い。こする、ゴミが入るなど。
進行 急激に発症。2週間程度で自然に改善することが多い。
片目or両目 片目
治療 目薬、軟膏。改善しない場合、手術することがある。




