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・日帰り白内障手術

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    『緑内障と視野障害』

    緑内障では、視野が障害されます。しかし、視野の中心部は比較的末期まで温存されるため、視力はかなり進行するまで、変わらないことが多いです。

    また、視野障害は見えないと感じるよりも、信号を見落とす、人にぶつかりやすい、本の行を読み飛ばす、など『気が付かずに見落とす』ことが多いです。そのため、緑内障は自覚症状が出にくく、診断が遅れてしまうことが多々あります。

    健康診断で緑内障疑いと指摘されたら、自覚症状がなくても眼科へ受診しましょう。

    『緑内障の治療』

    緑内障の治療について、唯一わかっていることは
    『眼圧を下げると、進行が遅くなる』
    これは、眼圧の高い緑内障だけでなく、眼圧が正常である正常眼圧緑内障にも当てはまります。
    同じ眼圧でも緑内障になる人、ならない人がいるように、眼圧以外の様々な要素が関与していることが予測されますが、現時点で証明されているものはありません。

    治療は進行を遅くするものであり、緑内障の改善や進行を完全に止めることはできません。そのため、早期発見・早期治療が重要となります。

    眼圧を下げる方法は、目薬・手術となります。
    目薬はいくつか種類があるため、目の状況などから、使用する目薬を決めていきます。効果が不十分の場合は、目薬の変更や追加を検討していきます。
    目薬では十分眼圧が下がらない、もしくは視野の進行が抑えられない場合、手術になります。ただし、手術はさまざまな合併症のリスクがあります。また、手術も眼圧を下げる効果しかないため、手術で視力が改善するわけではないので、注意が必要です

    『健診で視神経乳頭陥凹拡大を指摘されたら』

    健診で
    ・視神経乳頭陥凹拡大
    と指摘されることがあります。
    これは、『緑内障疑い』を意味します。

    緑内障は視神経が障害され、視野が狭くなる病気です。しかし、緑内障は自覚症状が出にくく、自覚症状が出たときには、すでにかなり進行していることが多いです。

    そして、緑内障の治療は
    『進行を遅くする』
    ことしかできません。
    そのため、早期発見・早期治療が重要となります。

    診断は、眼科で眼圧測定や視野検査などの検査が必要となります。
    健診で視神経乳頭陥凹拡大などの指摘を受けたら、放置せずに一度眼科を受診することをオススメします。

    夜、雪かきついでに雪だるまを作ってみました。
    朝雨に変わったため、懸念していたほどの積雪にはなっていないようです。(夜のうちに雪だるま作っておいてよかった)
    ただ、凍結など滑りやすくなってあるところもありますので、受診の際は足元お気を付けて下さい。

    花粉症

    ニュースにて、早くも花粉が飛散し始めているとのことでした。
    外来にも、先週くらいから花粉症の方が受診されるようになってきています。

    去年の夏も猛暑だったため、今シーズンの花粉も多いと予想されています。
    花粉症の方は、早めに治療を始めておくと、ピーク時の症状が幾分かは軽くなるとされています。
    また、花粉症の時期である2月〜3月は、例年外来が非常に混雑します。

    そのため、花粉症の症状が出始めたら、早めに受診頂くとよろしいかと存じます。

    マイナンバーカードと暗証番号

    保険証の代わりにマイナンバーカードを使用する場合、『顔認証』か『暗証番号の入力』が必要となります。
    しかし、『顔認証』において、うまく認証されないことが散見されます。

    顔認証が使用できない場合、暗証番号の入力が必要となります。
    しかし、暗証番号は作成時以来使用する機会が少ないため、忘れている方がとても多いです。
    さらに、暗証番号を3回連続で間違えると、カードがロックされてしまい、役所で解除の手続きをしないと使用できなくなるそうです。

    そのため、マイナンバーカード使用前に、暗証番号のご確認をお願いします。
    また、暗証番号に自信がない方も、現時点では保険証が使用可能なため、保険証持参の上、試しに入力してみるのもよいかもしれません。

    白内障手術2か月待ち

    冬休みで手術ができない日が多かったため、白内障手術の待期期間は約2か月となっています。
    現時点で2月まで手術枠が埋まっているため、今手術を申し込んだ場合、3月以降となります。

    よろしくお願い致します。

    『白内障手術のとき、付き添いは必要ですか?』

    当院では、白内障手術後は眼帯をしています。眼帯は翌朝診察し、問題なければ眼帯は外れます。そのため、手術後の帰りと、翌日の受診時は片目となります。

    片目でも歩行に問題なければ、付き添いなしでも可能です。また、通院にタクシーを利用するのもよいと思います。
    一方、片目だと立体感が取れず、転倒のリスクも高くなります。片目での歩行に不安を感じる方、転倒など心配な方、もう片方の目の視力が悪い方などは、付き添いがあった方が安心です。

    白内障手術を検討されている方は、試しに片目をつぶった状態で散歩してみるなど試してみると、わかりやすいかと思います。

    『白内障手術 満足する人・しない人』

    白内障手術は、安全性が高く、手術でトラブルが起きることはめったにありません。
    そして、手術後の満足度は全体的にはとても高いです。
    しかし、たまに手術は問題なくできているにもかかわらず、術後に不満を感じる方もいます。

    白内障手術を満足する人としない人につき、取り上げます。

    手術後に満足されるポイントは
    『術後視力が大幅に改善』することです。
    そのため、手術後満足するためには
    ① 手術前にそれなりに視力低下している
    ② 手術後に視力が改善する
    の2点が重要となります。

    逆に、手術後に不満足となるポイントを列挙すると、
    ①術前視力が良好
    ②術後視力不良
    ③視力以外の症状も手術で治ると思っている
    ④そもそも困っていない
    ⑤手術をするかどうか迷っている
    ⑥手術に関する説明を理解していない

    特に、元々視力が比較的良い方、また白内障以外の病気で手術しても改善が見込みにくい方は、術後不満足となる可能性が高いです。

    ただし、手術前に満足するかどうか、こちらも正確に予想することは困難です。
    とりあえず、手術を検討されている方は、一度受診してご相談いただくとよいかと存じます。

    『白内障手術、片目だけやるか、両目ともやるか?』

    白内障手術で、悪いほうの目だけで手術するか、それとも両目とも手術したほうがいいか、というご相談をよく頂きます。

    まず、両目手術のメリットですが、
    ・同じ月だと、限度額により、自己負担額が安くなる
    ・術後の左右のバランスがよい
    ・ピントの位置を自由に選ぶことができる
    ・眼鏡を早く作成できる
    ・術前検査などが一度で済む
    などが挙げられます。

    両目ともある程度白内障が進行している場合、いずれ良いほうの目も手術することになるため、両目とも手術をしたほうが、メリットは大きいと考えます。

    一方、片目のみ白内障が進行しているが、反対目は視力良好の場合、視力や度数の左右差などを考慮したうえで、片目か両目かを相談して決定します。

    判断はそれぞれの目の状態によって変わってきますので、迷ったら一度ご相談頂ければ幸いです。