診療理念『眼科医療でみなさまを幸せにする』

・日帰り白内障手術

よしだ眼科ブログよしだ眼科ブログ

TEL:048-928-4146

home

草加市谷塚1丁目22-10
メディカルガーデン谷塚

よしだ眼科ブログ

  • TOP
  • 『目に鉄粉が入った』

    お仕事で、鉄関係を扱う方に多く見られます。
    鉄粉は目に刺さると抜けにくく、ずっと刺さったままになってしまうことがあります。
    さらに、鉄がさびてきて、サビが角膜を浸食してしまいます。
    サビが大量に残っていると、キズの治りが悪くなります。そこで、可能な限りサビも除去する必要があります。しかし、浸食したサビが多いほど、広範囲の角膜を削らないといけないため、除去が難しくなります。
    サビの浸食は早く、2.3日で広がってしまいます。

    そのため、早急に鉄粉を除去する必要があります。
    鉄粉が目に入り、痛みが改善しない場合は、速やかに眼科へ受診することをオススメします。

    『目薬後の苦み』

    まずは眼周囲の構造のお話。
    涙は、目のふち(上下まぶた鼻側)にある『涙点』から『涙道』を通って、鼻へ抜けます。
    さらに、鼻からのどへ行き、つばと一緒に飲み込んでいます。

    目薬も、涙と同じルートを移動します。
    目薬の中には苦いものもあり、そういう目薬をした後、苦みを感じることがあります。

    苦みを感じても問題ありませんが、苦みがあまりに不快だと、継続が困難となります。

    苦み対策としては、
    『目薬をした後、1分程度目頭を押さえる』
    が効果的です。適切に押さえると、目薬の鼻への移行を90%以上予防できるそうです。それにより、目薬がのどへ行かなくなるので、苦みも感じなくなります。

    同時に、目薬の滞留時間を長くするため、目薬の効果もアップすることが期待されます。
    まさに一石二鳥です。

    目薬後の苦みが苦手な方は、是非試してみてください。

    『緑内障と視野障害』

    緑内障では、視野が障害されます。しかし、視野の中心部は比較的末期まで温存されるため、視力はかなり進行するまで、変わらないことが多いです。

    また、視野障害は見えないと感じるよりも、信号を見落とす、人にぶつかりやすい、本の行を読み飛ばす、など『気が付かずに見落とす』ことが多いです。そのため、緑内障は自覚症状が出にくく、診断が遅れてしまうことが多々あります。

    健康診断で緑内障疑いと指摘されたら、自覚症状がなくても眼科へ受診しましょう。

    『緑内障の治療』

    緑内障の治療について、唯一わかっていることは
    『眼圧を下げると、進行が遅くなる』
    これは、眼圧の高い緑内障だけでなく、眼圧が正常である正常眼圧緑内障にも当てはまります。
    同じ眼圧でも緑内障になる人、ならない人がいるように、眼圧以外の様々な要素が関与していることが予測されますが、現時点で証明されているものはありません。

    治療は進行を遅くするものであり、緑内障の改善や進行を完全に止めることはできません。そのため、早期発見・早期治療が重要となります。

    眼圧を下げる方法は、目薬・手術となります。
    目薬はいくつか種類があるため、目の状況などから、使用する目薬を決めていきます。効果が不十分の場合は、目薬の変更や追加を検討していきます。
    目薬では十分眼圧が下がらない、もしくは視野の進行が抑えられない場合、手術になります。ただし、手術はさまざまな合併症のリスクがあります。また、手術も眼圧を下げる効果しかないため、手術で視力が改善するわけではないので、注意が必要です

    『健診で視神経乳頭陥凹拡大を指摘されたら』

    健診で
    ・視神経乳頭陥凹拡大
    と指摘されることがあります。
    これは、『緑内障疑い』を意味します。

    緑内障は視神経が障害され、視野が狭くなる病気です。しかし、緑内障は自覚症状が出にくく、自覚症状が出たときには、すでにかなり進行していることが多いです。

    そして、緑内障の治療は
    『進行を遅くする』
    ことしかできません。
    そのため、早期発見・早期治療が重要となります。

    診断は、眼科で眼圧測定や視野検査などの検査が必要となります。
    健診で視神経乳頭陥凹拡大などの指摘を受けたら、放置せずに一度眼科を受診することをオススメします。

    夜、雪かきついでに雪だるまを作ってみました。
    朝雨に変わったため、懸念していたほどの積雪にはなっていないようです。(夜のうちに雪だるま作っておいてよかった)
    ただ、凍結など滑りやすくなってあるところもありますので、受診の際は足元お気を付けて下さい。

    花粉症

    ニュースにて、早くも花粉が飛散し始めているとのことでした。
    外来にも、先週くらいから花粉症の方が受診されるようになってきています。

    去年の夏も猛暑だったため、今シーズンの花粉も多いと予想されています。
    花粉症の方は、早めに治療を始めておくと、ピーク時の症状が幾分かは軽くなるとされています。
    また、花粉症の時期である2月〜3月は、例年外来が非常に混雑します。

    そのため、花粉症の症状が出始めたら、早めに受診頂くとよろしいかと存じます。

    マイナンバーカードと暗証番号

    保険証の代わりにマイナンバーカードを使用する場合、『顔認証』か『暗証番号の入力』が必要となります。
    しかし、『顔認証』において、うまく認証されないことが散見されます。

    顔認証が使用できない場合、暗証番号の入力が必要となります。
    しかし、暗証番号は作成時以来使用する機会が少ないため、忘れている方がとても多いです。
    さらに、暗証番号を3回連続で間違えると、カードがロックされてしまい、役所で解除の手続きをしないと使用できなくなるそうです。

    そのため、マイナンバーカード使用前に、暗証番号のご確認をお願いします。
    また、暗証番号に自信がない方も、現時点では保険証が使用可能なため、保険証持参の上、試しに入力してみるのもよいかもしれません。

    白内障手術2か月待ち

    冬休みで手術ができない日が多かったため、白内障手術の待期期間は約2か月となっています。
    現時点で2月まで手術枠が埋まっているため、今手術を申し込んだ場合、3月以降となります。

    よろしくお願い致します。

    『白内障手術のとき、付き添いは必要ですか?』

    当院では、白内障手術後は眼帯をしています。眼帯は翌朝診察し、問題なければ眼帯は外れます。そのため、手術後の帰りと、翌日の受診時は片目となります。

    片目でも歩行に問題なければ、付き添いなしでも可能です。また、通院にタクシーを利用するのもよいと思います。
    一方、片目だと立体感が取れず、転倒のリスクも高くなります。片目での歩行に不安を感じる方、転倒など心配な方、もう片方の目の視力が悪い方などは、付き添いがあった方が安心です。

    白内障手術を検討されている方は、試しに片目をつぶった状態で散歩してみるなど試してみると、わかりやすいかと思います。