開業活動を始めてからは、通常の勤務の後に誰かと夜までミーティング、帰宅してメールの山をチェックし返信、という超多忙だった日々でした。しかし、今回の開業話が流れた後、「先生、先生」と言って近寄ってきた多くの大人たちがいなくなりました。
人間不信に陥り、心に穴が開いたまま、目の前の業務を淡々とこなし、開業に関することは一切やりませんでした。
気が付けば、季節は猛暑だった夏から秋へ変わっていきました。涼しい風が秋の香りを運んでくる頃、私のなかで、このような気持ちが沸き上がってきました。
「安西先生、俺、開業が・・・したいです・・・」(スラムダンクより)
続く
久しぶりに、「夢を語る」の原稿を読み返してみました。
すると、まさに今の時代に必要とされていることが書いてありました。
当時はまだ、よしだ眼科のホームページにブログを始めておらず、この回の内容は公開していませんでした。そのため、今回、こちらを載せてみました。だれかのなにかの参考になれば幸いです。
~夢を語る その10~ 2018/12/7
“ピンチをチャンスに変えるよしだ眼科式メソッド”
普通に仕事や生活をしていると、何かしらの問題と出会ってしまいます。思い通りにならないことも起こります。それを避けることはできません。
人は無意識でいると、問題を『ピンチ』と捉えてしまいます。そうなると、問題はピンチであり、いやなことと考えてしまいます。しかも、問題を他人や環境のせいにして、「ああしてほしい」「こうしてほしい」と他人や環境に要求するようになります。しかし、結局他人や環境は変えられないため、思い通りにいかず、ストレスとなってしまいます。
ところが、問題を『チャンス』と捉えれば、自分が活躍できる舞台を見つけることができるのです。ですから、大切なことは、問題が起きたことをどう受け止めて、次に生かしていくかです。
・・・しゃらくせ――――。(オリエンタルラジオ 武勇伝より)
頭ではわかっていても、自分が実際に問題に直面すると、やっぱりピンチはピンチ、チャンスだと考える余裕なんてありません。
そんな中、ついに、ピンチをチャンスに素早く変換できる、夢のような魔法のメソッドを発見しました。この方法を使えば、どんなピンチも一瞬でチャンスに変えることができます。さらに、お金も道具も一切必要ありません。
その方法とは・・・
『何か問題が起きた時、「チャンスだ、チャンスだ」と言う』
その時点で、解決法が思い浮かばなくても大丈夫。とりあえず、元気に言いましょう。周りの方が一緒に言ってくれると、効果倍増です。さすがに、いきなりの大ピンチで実践するのは難しいので、ささいなトラブルから試してみましょう。
引用 『真経営学読本』 福島正伸
世界一のスタッフ満足度を目指して・・・。
「2020年の目標」 『昨日の自分を少し超える』
『第三回 絵本読み聞かせ会』
『私はネコが嫌いだ。』
前回は、好きな相手に好きって言おう、という素敵な内容でした。しかし、43歳のおじさんには、照れくさくてハードルがとてつもなく高いものです。
それに対し、ここに出てくるおじさんは
「嫌いだ」
しか言いません。しかし、なぜか、このおじさんのネコへの愛情が、色々なところから感じることができます。
言葉でうまく言えなくても、行動から伝わることも多いので、日々ちゃんと生きようと思う、今日この頃でした。
次回は
『しんせつなともだち』
です。
お楽しみに
受付に設置している飛沫感染対策用ビニールに、スタッフがかわいい絵画を描いてくれました。
飛沫対策ビニールは、素晴らしいアイデアだと思いますが、反面、人との距離感を感じてしまいます。
しかし、この絵のおかげで、むしろ楽しい気持ちになってもらえれば幸いです。
書いてくれたスタッフには、感謝感謝です。
運命の日 後編
そして、A氏へ再度電話し、第一声
私「この開業、やめさせていただきます。」
A氏「いまさら何を言っているんですか。みんな先生のためにがんばっているんですよ。もう、私が謝っただけではすまされませんよ。」
私「全責任は私が持ちますので、もう結構です。」
こうして、A氏との開業活動は幕を閉じました。
その後、今回の件に関与したすべての方々に謝罪の連絡をしました。
その中で判明したのですが、A氏は私の知らないところで、契約日をはじめとした様々な段取りを行っていました。また、そのやり方も巧妙で、例えば内装業者に
「何日、物件の調査お願いします。その日は、先生も同席します。」
とアポイントを取っていました。このような言い方をすることで、先方は私がこの件につき了承していると、当然考えます。ところが、私はその日程を聞いておらず、さらに、その日は外来があり、そもそも行けない日程なのです。
A氏は、オーナーや業者たちに、同様のやり口で、私が指示しているように見せかけて、勝ってに様々な段取りを組んでいたようでした。
皆さんのお話をまとめると、A氏は、このような嘘を積み重ねて緻密なスケジュールを組んでいました。しかし、A氏としては予定外にS社の話やリーガルチェックなどが入り、スケジュールが崩れました。すると、嘘を積み重ねたために、私や業者に事情を説明し修正ができなくなり破綻した、と推測しています。
信頼していた人間に裏切られ、人間不信になった私は、ステージ上でマイクを置いて、こう言いました。
「私、普通の勤務医に戻ります。」(百恵ちゃん風)
続く
世界一のスタッフ満足度を目指して・・・。
「2020年の目標」 『昨日の自分を少し超える』
『第三回 絵本読み聞かせ会』
『ずーっと ずっと だいすきだよ』
身近な人には、はずかしくて、すきだよとはなかなか言えないものです。
しかし、コロナにより、昨日まで当たり前だったことが、明日はできないかもしれない、ということに気づかされました。
日々、感謝の気持ちを伝えたいものです。
次回は
『私はネコが嫌いだ』
です。今回とは真逆の主人公です。
お楽しみに
5月8日より、午後外来を再開します。
手術は通常通り行なっております。
視野検査とメガネ処方は、緊急事態宣言の延長に伴い、引き続き休止とさせていただきます。
ご理解とご協力の程、よろしくお願い申し上げます。
運命の日 中編
リーガルチェックの結果は、難解でボリュームが多すぎて、こちらでかみ砕いてオーナーと協議することは困難と判断しました。そこで、今回の結果をそのままオーナーに提出したうえで話し合いたい、とA氏に提案しました。すると、予想外の反応が返ってきました。
「そんなことしたら、この開業の話、潰れますよ」
A氏は、リーガルチェックはその内容を理解し、それを踏まえて不利益にならないよう気を付けましょう、というような趣旨の話をしていました。しかし、今回ばかりは私は主張を曲げず、A氏は結果をそのまま送ることに、しぶしぶながら同意しました。
そして、いったん電話を終了しました。
もはや一人では抱えきれなくなった私は、先輩Y先生に相談の電話をしました。そして、あの伝説のアドバイスをいただきました。
「うまくいくときは、びっくりするくらいすんなりいくもんだよ。今回は縁がなかったんじゃない」
その言葉を聞いて、ついに決意が固まりました。
運命の日 後編へ続く