本日のbrain sugarは
函館の奇跡のケーキ屋『アンジェリック・ヴォヤージュ』
一番人気の「ショコラ ヴォヤージュ」
をお取り寄せしました。
口の中でとろけるチョコとクリームの味わい。
北海道からなので配送料が高くなってしまいますが、その価値のある一品です。
皆様も是非。
『難しい白内障手術の話』シリーズ第三弾
強度近視の片目の白内障手術について
白内障手術では、手術の時に目の中に移植する眼内レンズの度数を調整することにより、近視を軽減することができます。特に近視が強い強度近視の方では、近視矯正としてのメリットも大きく、白内障自体よりも、むしろ近視矯正に対して喜ばれることが多いくらいです。
しかし、強度近視で、片目のみ白内障が進行している場合、片目のみ手術をして近視を軽減させると、手術しないほうの目と度数のバランスが非常に悪くなってしまいます。
反対目に少しでも白内障があれば、両目手術すると、手術後左右の度数のバランスがとりやすく、わかりやすいのです。しかし、まったく視力低下のない目に手術するのには抵抗があります。その場合、片目のみ手術をすることになります。
手術後は、術後の状態や手術前からの生活スタイルに合わせて、眼鏡やコンタクトで調整します。どうしても左右のバランスに慣れなければ、反対目も早めに手術することもあります。
理論的にはかなりの不便がでそうに思えますが、不思議となんとなく大丈夫な方が多いように感じます。強度近視に加え、白内障も出たことで、手術前から強い視力障害があり、また左右のバランスもそもそも悪かったため、マイナスに感じにくいのかもしれません。
しかし、これはかなり個人差が大きいですので、手術のタイミングを慎重に検討し、手術をする際には、手術のメリットとデメリットをよく理解しておく必要があります。
本日の院長ランチは
谷塚カフェ『ロージー』
日替わりで、ナポリタン。
サラダとガーリックトースト、コーヒー付。
ナポリタンは、それほど食べ比べているわけではないのですが、いわゆる昔ながらの味でした。
ごちそうさまでした。
世界一の患者・スタッフ満足度を目指して・・・。
『スタッフ発表 病院にて』
病院に受診したとき、検査後の診察に1時間程度かかった。その時、受付より「外出されますか?」と声を掛けられ、「何時に呼ばれるので、お待ちください」と書かれた用紙をくれた。そのため、気兼ねなく外出ができた。外出から戻ったとき、受付に紙を渡すと、スムーズに診察となった。
また、半年後の定期診察になったが、希望者は近い時期になるとお知らせのハガキが郵送されるシステムになっていた。
『院長コメント』
待ち時間が長いとき、外出を希望される方がいます。当院でも今後待ち時間が長くなるようでしたら、外出対策を考えましょう。
次回の再診時期が長くなるほど、受診されない可能性が高くなります。一度受診時期を逃すと、なんとなく次に受診するのが気まずくなり、他院へ移る人も少なくありません。歯医者や他業種では、これに対する対策は進んでいますが、医療業界でもここまで来たのか、と危機感を覚えました。
【白内障術後ピント位置選択が難しい症例①】
≪強度近視の両眼編≫
強度近視では、白内障手術により近視がかなり軽減されるため、満足してもらえることが多いです。一方、メガネやコンタクトの使い方は個人差が大きく、どこにピントを合わせるかで悩むケースも少なくありません。
そこで今回は、強度近視の両眼手術の場合のピントの位置の決め方につき説明します。
① いまの眼鏡とCLでの度数と視力を把握する(特にCL上のレフが重要)
② 普段、眼鏡とCLのどちらを使用することが多いか、確認する
③ 眼鏡の場合、近く希望の場合は、そのまま決定。遠く希望の場合、裸眼で手元が見えなくなり、老眼鏡が必要となることを説明し、それでもOKなら遠くとなる。
④ CLの場合、まずはCLでの度数と同じくらいを考える。完全矯正の場合、遠くでOK。近視が残っている場合、CLと同じくらいか、より遠くに合わせるか、相談となる。
⑤ 術後、CLは使わないで眼鏡のみでの生活を前提とする。
⑥ 理想の見え方を追求するのではなく、今の眼よりはよいでしょ、を強調する。
次回は、強度近視の片眼手術編の予定です。
台風19号が接近する恐れがあります。
皆様の安全確保のため、台風の進路によっては、12日土曜日の診察を休診する可能性があります。
最終決定は11日に行う予定です。
月曜日まで連休となりますので、目薬が足らない、などがございましたら、早めに受診しておくと安心かと存じます。
ご理解のほど、よろしくお願い申し上げます
本日の院長ランチは、草加駅遠征シリーズ。
草加駅のイタリアン『バル フエーゴ』
チーズ入りチキンのチリソース、バジル添え
いつもチキンなので、今日こそはパスタを頼もうと決めていましたが、結局、チキンを頼んでしまいました。
チリソースですが、甘みもあり、絶妙な味付けでした。
ごちそうさまでした。
本日のbrain sugarは
GODIVAのハロウィンネコ。
オシャレでカワイイ入れ物が特徴です。
中のチョコは、カワイイだけでなく、ものすごく美味しいです。
さすがGODIVA。
プレゼントに最適です。
『難しい白内障手術の話』シリーズ第二弾
成熟白内障について。
成熟白内障とは、白内障が進行しすぎて、水晶体が真っ白(茶色)に濁ってしまった白内障を言います。矯正視力は0.01未満と、ほぼ失明状態のことも少なくありません。
通常の白内障の手術は、比較的短時間で安全にできますが、成熟白内障では、手術が困難なことが多くあります。そのため、手術時間が長くなり、合併症のリスクが高くなります。
さらに、成熟白内障では、目の奥である眼底が見えないため、網膜や視神経に病気があるかどうか、手術前にはわかりません。そのため、術後に視力がどれくらい改善されるのか、されないのか、手術前に予想することが困難です。
以上、まとめると、成熟白内障では、
①手術のリスクが高い
②術後視力が予想できない
という問題があります。そのため、成熟白内障まで進行する前に白内障は手術するほうがよいです。
白内障は、徐々に進行する病気のため、定期的に眼科通院をしていれば、成熟白内障になることはまずありません。しかし、様々な理由で眼科受診が遅れたり、手術の時期が遅くなったりすることで、成熟白内障に進行するケースがあります。
そこで、予防策は簡単で、眼科の定期的な通院と適切な時期に手術をすることが挙げられます。
特に60歳過ぎて、見えにくい、かすむ、などの視力低下を感じたら、我慢せずに一度眼科へ受診してみてください。