1件目 計画が無期延期になりました。
2件目 計画がすでに白紙になりました。
3件目 計画が1年延期になりました。
4件目 内科が入らないと、眼科だけでは計画が進みません。
計画物件あるある
「計画は永遠に計画のまま・・・。」
計画物件は、実行されることなく計画倒れで終わるケースが少なからずあります。計画を実行へ移すには、莫大な資金とエネルギーが必要で、当然のことかもしれません。
よくある要因の1つとして、4件目のように
「内科が入らない」
が挙げられます。3件目も、確定している内科の先生の都合で延期となっているとのことでした。
計画物件の多くは薬局系会社が主導しています。薬局は医療モールに入るクリニックから処方される薬でビジネスを行います。薬局からすると、内科は儲けが多く、一方、眼科は目薬がメインのため、儲けがあまり出ないそうです。そこで、薬局は、内科が入ることが医療モール着工の条件とすることも多いです。そして、内科の先生が見つけられない場合、そのまま計画がストップしてしまうことになります。
3件目を1年待つことも考えましたが、会ったこともない内科の先生の気まぐれに人生を預ける気にはなれませんでした。
結局、計画物件もあれだけ候補地があったにも関わらず、一つとして当たりがありませんでした。
「やっぱり自分には開業は無理かも」
半ば開業をあきらめ、開業資料を捨てようと整理していた時、天から声が聞こえてきました。
続く
白内障、緑内障ともに、加齢により増える疾患です。
そのため、白内障手術を希望される方で、緑内障の治療もされていることがあります。
ほとんどの緑内障のタイプでは、通常の白内障手術と同じように手術できます。
ただし、閉塞隅角緑内障などの一部の緑内障のタイプでは、手術が難しいことがあります。また、手術後に眼圧が高くなり、眼圧のコントロールに苦慮することもあります。
一方、手術後の視力ですが、予測が難しいことがあります。
白内障手術をしても、緑内障が治るわけではないため、緑内障による視力視野障害は残ります。そのため、緑内障の状態により、手術後の視力が変わってきます。
緑内障が軽度の場合、
緑内障が軽度の場合は、手術後比較的良好な視力が期待できます。
一方、緑内障が重度の場合、手術をしても視力が改善しないこともあります。
ただし、白内障と緑内障が両方ある場合、どちらがどれくらい視力に影響しているかを正確に判断するのは困難です。
そのため、緑内障のある方の白内障手術において、
『手術後、どれくらい見えるようになりますか?』
という質問に対しては、
『いまよりよくなることを期待しているが、どれくらいよくなるかはやってみないとわからない』
というお答えとなります。
世界一のスタッフ満足度を目指して・・・。
「2020年の目標」 『昨日の自分を少し超える』
『第12回 絵本読み聞かせ会』
『わすれられないおくりもの』

今回は、自分は何か遺すことはできるのか?というテーマのお話です。
本人にとっては、特別なことのない普通の日常でも、周りの人から見ると大切なものはたくさんありますよ、ということを教えてくれます。
たまに、自分の人生は何の意味があるのか?と考えてしまうことがありますが、日々大切に生きていこうと少し前向きになりました。
次回は『ちいさなくれよん』です。
くれよんと絵本は、相性がよいですね。
お楽しみに。
また、『絵本読み聞かせ会』終了後は
『2020年上半期を思い出そう会』を行いたいと思います。
第一弾『1.2.3月何してた?』と、第二弾『ステイホーム期間、何してた?』に分けていきます。
よろしくお願い致します。
7月8日、新型コロナウイルス感染者数が48人と急増しております。
草加市でも、連日感染者の発表がされています。
そのため、感染予防の観点から、小児の視力検査の受付時間を、
診療終了時刻1時間前まで
(午前11時半まで、午後5時まで)
とさせていただきます。
また、眼鏡処方は休止しております。
当院でも感染対策はかなり厳重に行っておりますが、子供はマスク着用などの感染予防の徹底が困難です。
学校健診の用紙は緊急性はないため、日常生活や学校生活で見え方に不便がない場合、我が子の命を守るため、コロナが落ち着くまで、眼科受診を見合わせてもよいかと存じます。
ご協力のほど、よろしくお願い致します。
今回は、白内障手術と糖尿病につき、説明していきます。
まず、糖尿病は白内障を悪化要因とされています。
実際、糖尿病がある方で、白内障の進行が早い方がいらっしゃいます。ただし、白内障は加齢性変化のため、60歳以上の方の場合、白内障の進行が糖尿病のためか年齢のためか、鑑別することは困難です。
白内障手術が可能かどうかを判断するために、眼科ではHbA1C(ヘモグロビンエーワンシー)という数値を主に参考にします。
外科などでは、
『A1Cが7.5%以下であれば手術は可能』
とされています。そのため、この基準を満たせば、白内障手術は可能と判断できます
また、A1Cが7.5以上の場合でも、白内障手術は低侵襲のため手術は可能とも言われおります。
しかし、血糖値が高いと、手術後に糖尿病網膜症の悪化、感染や炎症の増悪などのリスクが高くなります。
そのため、もし今後糖尿病が改善する見込みがあり、白内障手術を急ぐ必要がない場合は、まず糖尿病のコントロールをしっかりとしてから、手術を行うのがベストです。
一方、「白内障で視力が非常に悪く、日常生活が困難」や、「今後も糖尿病が改善する可能性が低い」などの理由から、手術を先延ばしすることが難しい場合もあります。その場合は、糖尿病のコントロールがあまりよくない状態でも、そのまま手術を行うこともあります。
ただし、手術のリスクが高いことを理解していただく必要があります。
糖尿病による糖尿病網膜症目で視力低下が生じた場合、視力の改善は困難になってしまうため、日頃から、しっかりと糖尿病のコントロールをしておきましょう。
白内障手術をした後は、翌日の外来まで眼帯をする必要があります。しかし、反対目が見えない場合、良い方や目を眼帯してしまうため、生活に支障が生じます。
そこで、当院では、透明眼帯を使用しています。今のところ、手術後からよく見えると、概ね好評です。
ただし、手術直後の見え方は個人差があるため、家族などのサポート体制が不可欠です。そのため、一人暮らしの方など、生活に不安がある場合は、入院して手術を受けたほうが安心です。当院では日帰り手術のみで、入院ができないため、入院ができる病院へご紹介することも可能です。
大切な目ですので、一度ご相談ください。
先週1週間の新型コロナウイルス感染症の情報をまとめておきます。
感染者数の推移です。
東京では、先々週が1日当たり60人程度だったのが、7月2日107人と100人を超えました。7月4日には131人となり、4日連続で100人以上が続いています。
感染者の内訳ですが、20代と30代が圧倒的に多く、7~8割を占めています。『いわゆる夜の街』関連も相変わらず多く、特に7月1日に池袋が新宿を上回ったことが発表されました。
また、陽性率がじわじわ上がっており、7月3日は4.5%でした。
ちなみに、緊急事態宣言が出された4月7日は20.9%、最高が4月11日の31.7%となっております。その時に比べれば、陽性率はだいぶ低い状況にあります。
また、都知事選で小池都知事が再選されました。
埼玉県でもじわじわ増えてきています。先々週まで10人前後だったのが、7月3日26人、7月4日27人となっております。
東京同様、夜の街クラスターが発生しており、大宮と越谷のキャバクラ店名が公表されていました。
草加市では、先週5人の感染者が確認されています。10代1名、20代3名、50代1名となっております。
~コメント~
緊急事態宣言前後と比べて、検査体制が充実してきたため、感染者数だけで状況を比較することが困難になりました。ただ、感染者が増加する拡大期にあることは間違いないようです。これ以上増えないことを願いつつ、個人での対策には限界があるため、政府の効果的な対策に期待したいところです。
白内障の症状の一つに、「まぶしい」があります。
これは、白内障のにごった部分に光が乱反射することが原因と言われています。これは、特に白内障の初期に多い症状です。
一方、白内障手術後、まぶしさを訴える方がいます。これは、白内障によるにごりを取り除き、光が入る量が増えるためです。
そのため、白内障手術により、白内障を原因とするまぶしさは改善されますが、代わりに手術によるまぶしさがでてくることがあります。
結果として、手術でまぶしさが改善する方がいる反面、手術によりまぶしさが悪化したと感じる方もいます。
そのため、白内障によるまぶしさを取ることを目的として、手術することはお勧めしておりません。あくまでも手術は、白内障手術は視力低下を改善することを目的として、まぶしさが取れればラッキーと考えるくらいがちょうどいいと思います。
まぶしさを軽減するためには、サングラスやUVカットの眼鏡の使用で対応していきます。
今回は、手術後の視力についての説明です。
まず初めに、白内障手術の安全性はかなり高いものの、ごくまれに感染症などの重篤な合併症が生じることがあります。その場合、視力が低下することもあります。そのため、手術は視力改善を100%保証するものではありません。
次に手術が無事終わった場合です。
手術後の視力は、目の他の部分(角膜、網膜、視神経など)の機能に影響されます。
他の部分が問題なければ、良好な視力が期待できます。しかし、白内障以外の病気(角膜混濁、緑内障、黄斑変性、網膜剥離などなど)があると、それらは白内障手術をしても治らないため、手術後の視力が改善しないこともあります。
また、白内障手術をする方は高齢者が多いためか、検査上明らかな異常がないにも関わらず、なぜか視力が改善しない場合があります。
最後に、手術後に視力は明らかに改善しているにも関わらず、
「手術しても視力が改善しない」
と言う方がまれにいます。
原因は個々で異なりますが、手術前の視力が比較的良かった方、手術に対する期待値が高すぎる方に多い印象があります。
以上を踏まえたうえで、最初の質問
『白内障手術後、どれくらいみえるようになるんですか?』
の答えは、
『やってみないとわからない』
という、あいまいな言い方になってしまいます。




