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  • 開業日記 エピソード20

    既存の物件でよいを見つけることができなかった私は、次に計画物件に目を付けました。

    計画物件とは、言葉の通り、これから建てることが計画されている、もしくは建設中の物件を言います。候補地の医療モールや医療ビルの計画物件を探していきました。

     

    計画物件は、前回見つけた物件より場所がよいものが多くありました。さらに、これから作るため、広さをある程度こちらの希望に応じて調整できます。その結果、こちらの条件に近い間取りが可能です。

    そして、候補地が4つでてきました。

    さらに、新規開業情報について確認しましたが、聞いた範囲ではないようでした。

     

    4つも候補地があれば、さすがにどれか1つくらい当たりがあるだろう、そう楽観視していました。

    しかしこの後、計画物件あるあるが直撃することになります。

     

    続く

     

    『強度近視で片目だけの白内障手術は可能ですか?』

    白内障手術では、手術の時に目の中に移植する眼内レンズの度数を調整することにより、近視や遠視などの度数を調整します。
    強度近視の場合、近視を軽くしたり、時には近視をほぼ0にすることも可能です。そのため、白内障のにごりを取ることによる視力回復だけでなく、近視矯正としてのメリットもあります。
    そのため、強度近視の方で、両目とも手術する場合、喜ばれることが多いです。

    しかし、片目のみ白内障が進行している場合、片目のみ手術して近視を軽減させると、手術しないほうの目と度数の差が非常に大きくなってしまいます。

    そのため、強度近視の片目白内障に対しては、
    ①両目手術する
    ②片目のみ手術する
    ③もう片方も白内障が進むまで手術を我慢する
    の3択で検討する必要があります。

    反対目に少しでも白内障があれば、両目手術すると、左右差を気にせずに手術できるため、最もわかりやすいです。しかし、手術にはリスクを伴うため、反対目にまったく視力低下がない場合、反対目を手術することに抵抗を感じる方も多いです。

    片目のみ手術する場合、術後の左右差にどう対処するかを検討する必要があります。最も左右差を感じにくいのが、コンタクトです。しかし、コンタクトは24時間使用できないのが難点です。
    眼鏡で矯正する場合、左右差が大きいと完全矯正が困難です。そのため、通常は手術した目を中心とし、反対目は低矯正にしてバランスを取ります。
    最終的に、どうしても左右差に適応できない場合、結局早めに反対目も手術する必要が出てきます。

    どの方法がよいかは、個人差があります。
    手術のタイミングを慎重に検討し、手術をする際には、手術のメリットとデメリットをよく理解しておく必要があります。

    ~夢を語る~ その87 

    世界一のスタッフ満足度を目指して・・・。

    「2020年の目標」 『昨日の自分を少し超える』

    『第11回 絵本読み聞かせ会』
    『しろいうさぎとくろいうさぎ』

    今回は、どストレートな愛のお話でした。
    こうさぎがダンスをしたり、森の動物が集まるのを、「密になってる」と思う自分に、ちょっと疲れてきました。
    ソーシャルディスタンスのために、人間関係が全般的に希薄になりがちですが、なにか工夫をして、クローバーくぐりやタンポポ摘みを自由にできるようにしたいものです。

    次回は
    『わすれられないおくりもの』
    です。こちらは、自分は後世に何を遺すことができるか、というテーマです。若干重めのテーマですが、楽しく読めるのが絵本の良いところです
    お楽しみに。

    「白内障手術のとき、付き添いは必要ですか?」

    今回は、手術時の付き添いについて、説明します。

    当院では、白内障手術後は眼帯をしています。眼帯は翌朝診察し、問題なければ眼帯は外れます。そのため、手術後の帰りと、翌日の受診時は片目となります。
    片目だと立体感が取れず、見えにくいなど不便を感じることがあります。

    片目でも歩行に問題なければ、付き添いなしでも可能です。また、お金はかかりますが、タクシーを利用する方法もあります。
    一方、片目での歩行に不安を感じる方、転倒など心配な方は、付き添いがあった方が安心です。

    白内障手術を検討されている方は、試しに片目をつぶった状態で歩行などをしてみると、わかりやすいと思います。

    『白内障手術後、どれくらいみえるようになるんですか?』

    白内障手術で最もよく聞かれる質問です。
    そして、診察中に短時間で正確にわかりやすく説明するのが難しい質問でもあります。
    今回は、この辺りを詳しく説明したいと思います。

    まず、白内障手術の安全性はかなり高いものの、ごくまれに感染症などの重篤は合併症が生じることがあります。その場合、視力が低下することもあります。そのため、手術は視力改善を100%保証するものではありません。

    次に、手術が無事終わった場合の術後視力は、目の他の部分(角膜、網膜、視神経など)の機能に影響されます。
    他の部分が問題なければ、良好な視力が期待できます。しかし、白内障以外の病気(角膜混濁、緑内障、黄斑変性、網膜剥離などなど)があると、それらは白内障手術をしても治らないため、術後視力はその分は改善しません。
    ただし、白内障以外の目の病気がある場合、現在の視力に「白内障」と「それ以外の病気」が、それぞれどれくらい関与しているかを判定することは難しいものです。そのため、手術後の視力を正確に予測することは困難です。

    さらに、白内障手術をする方は高齢者の方が多いためか、検査上明らかな異常がなく、手術が問題なく施行できていたとしても、なぜか視力が改善しない場合があります。

    最後に、術後視力が明らかに改善しているにも関わらず、「手術しても視力が改善しない」と言う方がまれにいます。
    原因は個々で異なりますが、手術前の視力が比較的良かった方、手術に対する期待値が高すぎる方に多い印象があります。

    以上を踏まえたうえで、最初の質問
    『白内障手術後、どれくらいみえるようになるんですか?』の答えとして

    『手術して今より視力が改善することを期待するが、最終的にはやってみないとわからない』
    という、あいまいな言い方になってしまいます。

    「白内障手術の麻酔は?」

    「白内障手術は痛くないですか?」
    「麻酔はどうやってするのですか?」
    などのご質問をよく頂きます。そのため、今回は白内障手術時の麻酔についてのお話です。

    当院では、「めぐすりの麻酔」で行っております。
    めぐすりのメリットは、麻酔薬の体内への移行量が微量なため、全身への副作用がきわめて少ないことです。また、時間も手間もかかりません。
    痛みに関しては、ほとんどの方は痛くなかったと言われます。しかし、たまに痛かったと言われる方もいます。ただし、当院で痛みにより手術を中断した方は今のところいません。

    一方、手術はベッド上でじっとしている必要があります。しかし、認知症や体の震えなどにより、じっとしていられない場合、局所麻酔での手術は困難です。そのような方には全身麻酔が必要となります。当院では全身麻酔はできないため、大学病院などの施設へご紹介します。
    しかし、全身麻酔は入院が必要な上、全身麻酔自体のリスクを伴います。そのため、通常は局所麻酔で手術することを前提としています。

    ちなみに、局所麻酔はめぐすりのほかに注射もあります。
    白内障以外のほとんど手術は注射で行います。
    注射はめぐすりと比べると、より長くより痛みが取れます。
    一方、注射のために白目を切るなど時間がかかり(1分程度ですが)、注射自体がちょっと痛い、というデメリットがあります。
    院長が医者になった20年前は、白内障手術も全例注射をしていました。その後、技術や機器が進歩し、手術時間が短縮されたことで、注射は必要なくなっていきました。そして、10年ほど前より、めぐすりのみで手術を行うようになりました。

    視野検査・眼鏡処方・睫毛抜去休止

    新型コロナウイルス感染再拡大に伴い、視野検査・眼鏡処方・睫毛抜去を休止とさせて頂きます。
    また、その他の検査・処置も事前予告なく休止させていただくこともございます。

    ご理解のほど、よろしくお願い致します。

    「白内障の手術は、いつやるべきですか?」

    前回は、白内障手術と年齢についてのお話でしたが、今回はより具体的な手術のタイミングについて、説明していきます。

    基本的な手術のタイミングは、
    「ご本人が不便を感じて、手術をしたくなった時」
    となります。

    ただ、この説明だけだとわかりにくいので、具体的な視力の数値で説明していきます。
    免許更新には矯正視力0.7、新聞などの文字を読むには矯正視力0.5程度が必要です。
    それを参考にすると、車の運転をされる方は0.7、日常生活を営むには0.5を下回ると手術適応と言えます。

    一方、そこまで視力が悪くない場合でも、生活に支障がでていれば、手術適応にはなります。しかし、あまり視力が良いうちに手術をすると、手術は問題なく、術後視力も良好にも関わらず
    「思ったよりよくない」
    「もっとよく見えるようになると思っていたのに」
    などの不満が出ることが少なくありません。

    白内障は基本的にゆっくりと進行します。そして、手遅れになって手術ができない、ということはほとんどありません。そのため、すでに白内障が相当進行している場合や、進行が急激な場合を除き、医学的に手術の緊急性は高くありません。

    以上より、当院では、白内障手術はご本人のご希望があった時にやる、を原則としており、手術を強要することはありませんので、ご安心下さい。

    開業日記 エピソード19

    「それらの駅周辺で、新規開業予定があります。」

     

    色々な人に連絡をし、現状を説明したところ、すでにその駅周辺で新規開業の予定があるという情報をいただきました。

    まさかの新規開業かぶり、しかもなんと3件とも・・・。

     

    当時は半信半疑でしたが、2020年現在、実際に3駅とも新規開業しております。

    さらに恐ろしいことに、うち2駅では、わずか1年のうちに、新規開業が2件重なっていました。こうなると、ビジネス用語をかっこよく使うと、ブルーオーシャンからレッドオーシャン、日本語でベタに言うと天国から地獄です。

    開業する人たちは同じところを狙っている、という事実を思い知らされました。また、開業ラッシュとは聞いていましたが、改めて肌で感じました。

     

    そんなわけで、3つの物件の担当者に、それぞれお断りの連絡をしました。

    すると、3人中2人は、それまで「先生、先生」とあれだけ下手に出ていたのに、お断りの連絡をした途端、返信すらしません。人間、こういう時に本性が出るものです。

     

    そんな中、業者I社だけは丁寧に返信してくれました。

    そして、このI社こそ、今後の開業のカギを握るところとなります。

     

    続く

     

    白内障手術と年齢

    「白内障手術は何歳までできますか?」
    「白内障手術は早い方がよいですか?」
    という質問がよくあります。

    まず結論ですが、白内障手術に年齢制限はないです。
    当院で白内障手術した最高年齢は94歳です。また、院長自身は、以前勤務していた病院で99歳の方を手術した経験があります。共に、術後問題ありませんでした。
    100歳以上の方の手術は経験がないのですが、100歳以上で、手術希望がある方や適応になる方は滅多にないかと思います。
    ただし、全身状態が悪く、
    ・自力で歩行できないため通院が困難
    ・横になってじっとしていられない
    ・座位が保てず、検査ができない
    などがあると手術は困難です。
    そのため、白内障手術は、年齢より全身状態のほうが重要です。

    次に、白内障手術は早い方がいいか?という質問ですが、こちらは、正確に答えるのがなかなか難しいです。
    白内障が進行すると手術が難しくなることがあります。また、全身状態が悪くなると、上記のために手術ができなくなることもあります。
    一方、手術結果は、手術した時期に関わらずほとんど変わりないです。
    そのため、白内障手術は目の状況や年齢を含めた全身状態により、やるべき時期が変わってきます。

    当院では、手術を強要するようなことはありませんので(最後の一押しが欲しい方には物足りないかもしれませんが)白内障手術の時期につき、迷うことがあれば、お気軽にご相談ください。